CLIMAX Class "B"
(自由形) |
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仮組み クライマックスの心臓部(写真は、裏側斜めやや後ろから) 仮組みですが、ここまで出来たのでホームページに載せることにしました。 |
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バルブギア バルブギアはスチーブンソン式です。 写真は加減リンク付近ですが、ここまで来るのに結構考えました。エキセントリックストラップの動きをどうやってバルブに伝えるか? 実機の写真を見ても、どのような仕組みになっているのか、この辺の様子は分かりません。結局、中間テコを使うことにしたのですが、実機では、どのような仕組みになっているのでしょうか? 一度、見てみたいです。 |
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曲がりばかさ歯車 クライマックスを作る上で、どうしても必要な部品に『曲がりばかさ歯車(Skew Bevel Gear)』があります。平岡幸三氏の本には、この歯車の製作方法が詳しく書かれていますが、でも、切削工具から作るのは、ちょっと面倒(ごめんなさい)。なので、外形だけは、その本に書かれているように旋盤で作りましたが、あとは、ダメもとで糸鋸とヤスリで削り出しました。 左の写真が出来上がった『曲がりばかさ歯車』です。一般的なベベルギア(かさ歯車)とは違ってギア歯が渦を巻いたように斜めになっています。 |
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エンジンフレーム エンジンフレームの縁に0.8mm厚の板で縁取りをしました。 |
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ドライブシャフト 4セットも歯車を作るのは大変なので、はじめに作った歯車を原型にして鋳造してもらいました。 写真は鋳造から上がってきた歯車をヤスリで仕上げてから、ドライブシャフトにセットしたところ。 |
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フレーム 10mm×10mm真鍮角棒と、3mm×10mm真鍮平角棒をアングルで組み立てました。サイドフレームに使った3mm×10mmの平角棒は、そのままではしなって頼りなさそうでしたが、組み立ててみると意外にしっかりした感じになりました。 |
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端梁と、その付属品です。 小型のクライマックスを参考に作りました。 -- これまでのところの図面をアップしました。素人が書いたので分かりづらいと思いますが。 |
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下回り、ほぼ完成 原型の原型 写真は、台車のところの軸受けです。前後の台車には、このパーツが全部で8個付くことになりますが、同じものを8個も作るのは面倒なので、これを原型にすることにしました。 |
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組み上がったサイド部分 上記の軸受けを2個鋳造してもらい、それを使って台車のサイド部分を作りました。このサイド部分は数種類のアーチバーによって出来ていますが、そのアーチバーを全部同じように曲げたりするのは難しいので、これも、サイド部分一体で原型にしました。 |
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ほぼ組み上がった台車 車輪とか、まだ工作は残っているのですが、とりあえず台車の形になりました。 ところで、鋳造から上がってきたものを見ると、バリや段差、それから鬆(ス)などが結構ありました。これらを修正するのはそれなりに大変でしたが、それよりも、この台車はベベルギアの噛み合わせなどの微妙なところがあって苦労するところなのですが、各部の寸法が揃っているので比較的楽に組み立てることができました。 |
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スリーブカップリング 伸び縮みのするジョイント(写真中央の四角いところ)です。作り方は "2Truck Shay" のときと同じです。 |
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下回り(駆動系)が完成しました。 エアーで動きを確認しましたが、この状態でよく回りました。 ギア比は、1対2.25です。 |
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車輪の取り付け 車輪はステンレスにしました。鋳造です。 ”す”や”ひけ”がそれなりにありましたが、何とか形にしました。写真手前が原型です。 ロックタイトで車軸に接着。車輪径は34.3mm(フランジ37.3mm)、鋳造で2mmほど小さくなりました。 車輪の取り付けは、片方の台車サイド部分を外す必要がありましたが、それでも、鋳造したものを組み立てる方が楽です。 |
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動画を撮りました。→ YouTube 今回、コンプレッサーに血圧計のコンプレッサーを使ってみました。力が弱いのでようやく回っています ^_^; |
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ほぼ完成 8ヶ月も更新を放っておいてすみませんでした。更新を楽しみにしていた人がいたら『ゴメンなさい』。でも、ちゃんと工作はしていました。 で、左は、現在の"CLIMAX"の写真です。ほぼ完成しています。 |
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ヘッドライトは写真のように四角いタイプにしました。どうしても、この四角いヘッドライトにしたかったので、ちょっと面倒でしたが頑張ってみました。それとキャブ前面のドア(窓)、これも、このドアの開いたクライマックスの写真をよく見るので開けられるようにしました。あと、屋根に付けたベンチレーターとフロントデッキの道具箱の蓋、それからサンドボックスの蓋も蝶番を付けて開くようにしました。 |
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水槽の周りにあるのは水を汲み上げる為のホースでしょうか? ちょっとわかりませんが、これも作りました。ちなみに今回はガス焚きです。この水槽の中にガスタンクが入っています。それから、"2 track shay"のときには日和ってしまったブレーキ(ダミー)も今回は作りました。 |
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追加の写真と説明 以前に作った16mmスケールの機関車に比べるとキャブ内は広いのですが、いざ、給油器や逆転機を設置しようとすると、意外に狭くて適当な置き場所がありません。 で、最終的に決まったのが、写真のような配置です。 |
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ブレーキ(ダミー)は昔の実機の写真を参考に作りました。細かいところはわからないので適当ですが、とりあえず形にしました。 |
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ブレーキロッドやブレーキレバーは、『Building the CLIMAX』を参考にしました。 |
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ガスを入れたりガスバルブを調整するとき、いちいち水槽の蓋を外すのも面倒なので、マンホールの蓋の裏を写真の様に作り、水槽の蓋をしたまま、この蓋を回して操作できるようにしました。注入バルブの方は、水槽の蓋に開けた穴から上面が少しだけ出るようにして、そこからガスを入れるようにしました。 |
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蒸気管をボイラの中に通したので、写真の様な感じで取り出しました。 垂直に立っているパイプは排気管です。 |
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写真は煙室側ですが、ボイラから取り出した蒸気はホームベース型のパーツ(矢印)で左右のシリンダに振り分けるようにしました。これも、『Building the CLIMAX』を参考にしました。あと、煙室底面を写真の様に切り欠き、煙室とボイラの結合を簡単にしました。 |
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追加の工作と、追加の写真 シリンダ下部の排気管(ダミー)を忘れていたので作りました。4mmの銅の丸棒と、直径8mmの黄銅棒を組み合わせて作りました。4mmの丸棒を直角に曲げたところから真っ直ぐシリンダに向けて穴を開け、シリンダにネジを切り、ネジ止めしました。ちなみに、ドレインコックは日和りました orz |
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軸箱と中央の支柱のところに入るスプリング(こちらもダミー)も忘れていました。軸箱の方が3mm、支柱の方が2.5mmのドリルに1.2mmの銅線を巻きつけて作りました。スプリングは取り付けるところの隙間より少し長めに作っておき、縮めるようにして挟み込みました。ロックタイトで簡単に接着。 |
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レギュレータの操作ハンドルです。 取っ手部分が窓から少し出ていて、ここをつまんで操作します。動く範囲は角度にして約160度ぐらいです。 |
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逆転機は平岡幸三氏のレバーのところに板バネを使った方法もスマートで良いのですが、渡辺精一氏のコイルバネを使った方法が本物っぽくっていいかなと。で、今回はこのコイルバネを使った方式にしました。ちょっと工夫したのが、ラッチの上端をラッチレバーのブロック部分の上に引っ掛けるのではなく、ブロックで挟む構造にしたことです。 |
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ベルは、今回ベルスタンドとヨーク部分に厚めの板を使って角を丸く削り、全体にふっくらした感じにしました。あと、ベル本体は肉厚を薄くすると音が綺麗に鳴ることがわかったので、これまでよりも薄く(0.6mm)してみました。 |
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写真は、水槽の床に取り付けられたガスタンクです。30mm×30mmの黄銅角棒に直径26mmの穴を開け、両側を円板状にした4mm厚(2mmハメ込み直径26mm、2mmフタ直径30mm)の黄銅板をロー付けして作りました。 |
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ナンバープレートとネームープレート ナンバープレートに数字を入れました。 0.6mm厚の黄銅板を糸鋸で切り抜いて銀ローで付けました。 |
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ネームープレートはエッチングで作りました。 取り付けは簡単にロックタイトで接着するだけにしました。 |
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動画を撮りました。 雪がまだ少し残る庭に持ち出して走らせました。 気温が低く圧力が上がらないので、家の中で蒸気上げをしてから外に持って行きました。YouTube へ |
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図面ダウンロード 寸法を書いただけの図面ですが、製作記事の補足として見て頂けたらと思います。 -- 図面ダウンロード → Drawings_Climax.zip |
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--仕様--
完成日; 2021/12(未塗装) ゲージ; 45mm スケール; 15mm=1ft ボイラ; 直径41mm(厚み:胴1mm,鏡板1.5mm), 長さ170mm 煙管; 直径18mm (肉厚:1mm) x1 燃料; ブタンガス シリンダ; 2, スライドバルブ, ボア;10mm x ストローク;12mm 弁装置; スチーブンソン 給油器; 置換式 重量; 約3.8kg 長さ; 400mm 幅; 100mm(手すり等を除く) 高さ; 150mm(ベンチレーター等を除く) 走行時間; |
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