"CHALONER"  2
De Winton

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2014/6/10~15
140615_1レギュレータを作りました。ハンスレットのものと同じですが、ボイラへの取り付けを写真の様に上からボルトで締め付ける方法にしました。それと、ハンドルを実機に似せて細身にしました。

140615_2水面計はドレインバルブのない簡単なものにしました。ガラス管の直径は5mm。ボイラとの接続部分のパイプの内径は2.5mmです。グランドナットを写真の様に削ってみました。六角ナットのままよりゴツさがなくなったように思います。

140615_3レギュレータからシリンダへの配管です。一応実機に似せて配管しました。レギュレータとは普通にユニオンナットで接続してますが、シリンダ側はJNR8620のときと同じ方法で、銅管をロウ付けした厚板を二本のネジで密着させる方法にしました。

140615_4給水用バルブです。アキュクラフト製の給水バルブを購入して、それを参考に作りました。ネジ径はボイラのブッシュに合わせて6mm(アキュクラフト製10mm)。シリコンチューブもアキュクラフトの約6mmに対して5mmと小さくしています。

140615_5少し前に作った給水用ボトルです。市販の園芸用スプレーボトルを改造しました。と言っても、先端のスプレー部分に穴を開けてプラスチックのパイプ(φ4mm)を差し込んだだけですが。一回の引きで約1cc入ります。多少漏れもありますが、レバーの引きも軽く十分実用になります。


2014/6/16~20
140620_1給油器は何時もの置換式ですが、今回ドレインバルブはコック式にしました。取り付け場所は、「もう、ここしかないかな」ということで、レギュレータの隣に蒸気管にぶら下がるように付けました。ただ、このままでは排出したドレインが、床に垂れ流しになってしまうので、床に穴を開けてパイプを延長するつもりです。

140620_2水槽の前に付いている保護用(?)の板は、本来木の板が貼られているようなのですが、適当な木の板がなかったので、1.6mm厚の銅板をかしめて付けました。
フロントのバッファーは、こちらは実機どおり(?)木製にしました。いつもの5mm厚のチーク材を張り合わせてからヤスリで成形して作りました。取り付けは、エンドビームの上部に取り付けたアングルから、ネジ一本で吊って固定するようにしました。 表面には0.8mm厚の真鍮板を貼り付け(銅線でかしめ)ました。

140620_3リヤ側です。こちらもコールバンカーに保護用の板が付いています。ただ、こちらは実機も金属製のようなので、素直に真鍮板(0.8mm厚)を貼り付けました。φ1.6mmの銅線でかしめましたが、かしめのリベットが太いので、大きさを揃えるのが難しかったです。
リヤバッファーも、5mm厚のチーク材を張り合わせて作りました。こちらの表面には金属の板を貼ってません。エンドビームへの取り付けはフロント側と同じです。

140620_4ついでなので、ブレーキも作ってしまいました。これも木製です。車輪の踏面に合わせて少し内側に角度を付けて取り付けてあります。


2014/6/21,22
140625_1ガスタンク
外寸は直径20mm高さ47mmです。20mmの真鍮丸棒をくり抜いて作りました。内径は17.5mm、上下のふたの厚みは3mm(内フランジは1mm)です。フレームに取り付けた際に余裕がないので、パイプはユニオンナットによる接続ではなく、全てロウ付けにしました。

140625_2バーナー部
直径5mmの銅パイプで作りました。内径は約24mmです。手で丸めようとしたら全然曲がらなくて、半端の丸棒で治具を作って丸めました。

140625_3ガスタンクはコールバンカーの中に入れることにしました。今回、ガス注入口はアキュクラフト製(?)を使いました。ネジ径は5mmです。ガスジェットは一時的にハンスレットのものを拝借してます。

140625_4裏側から見たところです。車軸とガスジェットホルダーが触れそうに近いです。で、バーナーができたので早速火を点けてみましたがダメでした。バーナーの炎がボイラの底からモヤモヤと出て来てしまいます。1 Truck Shayのときと同じで、通風器を使わないとよく燃えないみたいです。


2014/6/26~28
140628_1煙突を作りました。全体の長さは40mm(約)、内径は8mmです。これで通風器を使ってテストができます。

140628_2エンジンの排気を使って通風するので、長かった排気管を短くしました。それから、先端に通風ノズル(穴径0.8mm)も付けしました。もう、こうなるとアルコール焚きの仕様と同じですね。

140628_3通風器を使ったときの炎の様子です。結構よく燃えてます。でも、エンジンの排気に替えると炎の勢いが弱くなってしまいます。

140628_4シリンダに排気管を差し込むところからも結構空気が漏れていました。なので、ここを密閉することにしました。排気管の根元に蓋を作り、バスコークを塗ってネジ留めしました。

140628_5エンジン停止時には、まだ、ボイラの底から炎が出て来てしまいます。そこで、とりあえずバーナーを一回り小さく(内径約19mm)し、さらに、炎が煙管に向かって流れるように火口を内側に向けて開けてみました。これは、火室内に空気の流れを作り、ボイラの底から空気を吸い上げようというもくろみからです。なお、1列の火口では火力が弱そうなので2列にしてます。


2014/6/29
140629_m炎の様子を動画に撮りました。ジーと聞こえているのは通風器の音です。レギュレーターを開けると通風器の音に混じって排気の音が聞こえ車輪が勢いよく回り始めます。少しレギュレーターを絞り回転を落とします。ガタンと聞こえた後通風器を外すと、シューという排気の音だけになります。この時、少し炎が乱れますが勢いは変わらないように見えます。逆に少し強くなった気もします。この後、少しずつレギュレーターを絞っていっていますが、炎の勢いは多少落ちる程度です。で、さらにレギュレーターを絞ってエンジンを止めると、この時、ボイラの底からクランクの方に向かって炎がゆらゆらと流れて行くのが見えます。またレギュレーターを開けると炎は煙管の方に戻ります。結局、バーナーの火口を内側に向けて開けても殆ど効果がなかったみたいです。でも、ということは、エンジンを止めなければいいということなので、要するに、走りっぱなしにしてればいいということになります。
ところで、今回給油器に採用したコック式のドレインバルブですが、だだ漏れでした。なので、やっぱりボールベアリングを使ったタイプに変更しようと思ってます。

140629_2今回の実験の様子です。


2014/7/2~6
De Winton_試運転残っていた水槽の蓋の工作と、ボイラバンドの取り付けが終わったので試運転をしました。今回は室内で走らせました。部屋の中を片付けて、なんとかレールを入れました。室内は、いつもの外とは違って勾配がないのがいいです。で、試運転ですが、もう少しスピードを落として走らせたいところでしたが、スピードを落すとカーブ(半径500mm)で止まってしまうので、この手の機関車にしては忙しない走りになってしまいました。そもそもエンジンの力が弱いこともありますが、このカーブではちょっときついのかもしれません。ちなみに、ホイールベースは68mmです。前回作ったハンスレットより16mmほど長くなっています。でも、一応なんとか走ったので、これで完成(生地)とします。
ところで、動画ではよく聞こえませんが、実際には排気音が結構聞こえていました。デジカメの小さなマイクでは低い音を拾い難いのでしょうか。


2014/7/20,21
通風器弁ゆっくり走らせたくて、ガス焚きなのに通風器弁を取り付けることにしました。構造はこの機関車に付いているレギュレーターと同じですが、ちょっと小ぶりに作りました。それと、蒸気の取り入れ口と出口が逆になるので、グランドナットの中にOリングを入れて蒸気の漏れを防いでいます。あと、取り付ける場所がなかったので、給水バルブは外しました。

De Winton動画を撮りました。まあまあ、目的達成でしょうか?

De Wintonとりあえず、完成写真です。


2014/8/30~9/6
140831_1塗装
ほとんど炙り缶の様な機関車なので、走行中に全体がかなり熱くなります。なので、今回はオキツモのワンタッチスプレー(耐熱500℃)を使うことにしました。色はオーソドックスにボディーは黒、エンドビームは赤という配色です。
写真は、塗装の終わったパーツを熱硬化の為にオーブントースターで加熱しているところです。

140831_2ボディは始めツヤ有りの黒を塗ったのですが、綺麗に塗れないので、半ツヤの黒にすることにしました。ところが、ツヤ有りの黒の上に半ツヤの黒を重ねて塗ったのが悪かったのか、表面がひび割れの様な状態(左の写真)になってしまいました。この後、このひび割れを紙ヤスリで削ってから再塗装しましたが、今度は熱硬化の加熱時にリベットの周りにプツプツと泡ができてしまいました。乾燥が十分でなかったみたいです。

140904_1表面を修正した後改めて加熱をしましたが、加熱が不足していたようで、組み立て中にフレームの角とか、あちこち塗装が剥がれてきます。一応面相筆で修正しておきましたが、そのままでは又塗装が剥がれてきそうなので、とりあえずOリングとガラス管を外して、そっくりオーブントースターに入れて加熱しちゃいました。時間は、”トースト加熱”モードで片面30分ほど。
加熱後、シリンダの組み立てにハンダを使ったのを思い出し、「もしや」と思いましたが、なんとか大丈夫だったみたいです。ちなみに、木のバーファーは少し焦げてました。

De Winton一応記念撮影
ネームプレートもエッチングで作りました。


2014/9/13
De Wintonライン入れこの"CHALONER"のラインは結構複雑な形をしています。でも、懲りずに今回もラインを入れることにしました。いつもの様にダメもとです。はみ出たところは、後で、半ツヤの黒で修正する予定です。
横に写っているのは、毎回ライン入れに使っている烏口です。中学の技術の時間に使ったものです。

De WintonDe Winton "CHALONER" 完成


--仕様--

完成日;2014/9/13
ゲージ; 32mm
スケール; 16mm
ボイラ; 直径45mm, 煙管; 15mm x1
燃料; ブタン
シリンダ; 2, スライドバルブ
弁装置; スリップ エキセントリック式
給油器; 置換式
重さ; 約1.0kg
長さ; 170mm, 幅; 68mm, 高さ; 131mm
航続距離(走行時間);12,3分
完成写真; 
De Winton
De Winton
De Winton
De Winton


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