1 Truck Shay "Woody Shay"
(Freelance)
2010/01/10
その他のページで紹介した複動のオシレーチングエンジンとボイラを使って、縦型ボイラの小さな1トラックのシェイを作り始めました。
すでに走れる所まで作ってしまったのですが、途中の写真がありません。なので、続きからで申し訳ありませんが...
2010/01/21
ということで、先ずは後ろの囲いから。ただのコールバンカーではつまらないので、ドイツREGNER社のシェイの様な囲いを作りました。 材料はホームセンターで買って来たハガキ大の厚み5mmのカリン(?)材です。 9mm幅の短冊状に切ってから、糸鋸で薄く半分にしたものを木工用ボンドで張り合わせて作りました。留めネジは、この為にわざわざ動輪社から購入した精密六角ボルトです。でも、ちょっと頭が大きかったですね。
とりあえず屋根も付けようかと、柱を立てました。柱の組み方は、こちらもREGNER社のシェイの真似です ^_^。
材料は7mm×7mmの檜の角棒です。木工用ボンドで張り合わせてから0.6mmの真鍮板を補強に当て2mmのネジで留めました。檜の方にタップを切りましたが直ぐにバカになりそうなので、タップを切ったその穴に瞬間接着剤を流し込んでから、もう一度タップを切りました。
屋根を付けました。
いつもの様に真鍮の板を手で丸めて作りました。板の厚みは0.6mmですが、 どうにか丸めることができました。
ちなみに、屋根と柱との固定方法ですが、こんな簡単なことでも一日近く考えてました。でも、この「あーでもないこーでもない」と悩むことが面白いのかもしれませんね。
何だか、可愛い感じになりました ^_^
2010/01/27
"water tank"と言うのでしょうか? こんな四角い箱を作りました。
材料は本体が1mm厚の真鍮板、蓋は12mmφの真鍮の丸棒を旋盤で削り出しました。取っ手は0.6mm真鍮板をヤットコで曲げて作りました。
本体は全てロウ付けです。
屋根を付けたせいで指が届き難くなってしまったので、これまで右側に付いていた加減弁の操作レバーを左側に移しました。
JNR8620の時は勘違いでレバーが反対側になってしまいましたが、こういう時に限ってちゃんと右側に来るように作っているんですよね。
こちらも屋根を付けたせいで煙突と安全弁を作り直すことになりました。
煙突を20mmほど長くして、安全弁も延長パイプを作りました。
これで、屋根から先が出ます。
2010/01/31
煙突から吹き出るオイルを減らそうと、オイルトラップというものを作ってみました。(詳しい構造が分からないので適当ですが)
本体は8mmφの真鍮丸棒をくり抜き、中にM6のタップが切ってあります。側面にはエンジンからの排気管がロウ付けされ、上蓋に排気を煙突に導く内径3mmのパイプが付いています。底の汚れたオイルを排出する為のパイプは内径1mmです。ここから排気が出ては困るので細くしてあります。
屋根を付けたら給水用の蓋の開け閉めが少し窮屈になってしまいました。そこで、"Boiler Filler"というものを作りました。これでワンタッチ(というよりもワンプッシュ)で給水できるようになりました。
2010/02/01
もう少しで完成です。その前にちょっと走らせてみました。
オイルトラップの効果も上々で、煙突から吹き上げる油も少なくなったような気がします。
走りの方も快調で、なかなかのスピードで走ってくれました ^_^
オイルトラップから出た油を溜める為に作ったバケツです。
走行後の写真ですが、汚れた油が結構溜まっています。
給油器の底に水抜きのコックを付けました。
2010/02/02
ひとまず完成したので記念撮影です。
"Woody Shay"と、名前も決めました。
左側です。やはり、右側に比べて寂しいですね。何かアクセントが欲しいところです。
2010/02/07
動画を撮りましたので追加します。
ところで、走行前にバーナーからの燃料漏れを発見しましたが強行してしまいました。 危険なので、後で修理しなければいけませんね。
何事も無くて良かったです ^_^;
オイルトラップをつけたせいか、煙突からの蒸気の出が減ったような気がします。その代わりバケツ辺りから盛大に出ていました。
それにしてもスピードが結構速くて追いかけるのが大変でした。
走行前の蒸気上げです。
今朝はかなり冷え込んでいたので蒸気がモウモウです。
走行後の記念撮影です。老船長にはいつもご苦労様です ^_^
梁に下がったランタンが見えますね。旋盤で削り出しました。
2010/02/19
後ろのコールバンカー(囲い)に積む薪です。
直径1cmぐらいで長さ約30cmの木の枝を糸鋸で3cmぐらいに切ってから、鉋の刃を使って割りました。
実際に積んでみると結構積めるもので、上記の量の2倍ぐらい必要でした。(長さ約30cmの木の枝を2本使いました。)
それぞれの薪は崩れ落ちない様にセメダインで接着しました。
2010/03/04
平岡幸三氏の”ライブスチームのシェイを作ろう”を参考にヘッドライトを作りました。
ヘッドライト本体は直径25mmの真鍮丸棒を22mmの太さまでに旋盤で削ってから、中ぐりバイトで中をえぐりました。
レンズは厚み3mmのスモークグレーのアクリル板があったので、それを使いました。片面をヤスリで凸面に整形してから、紙ヤスリと研磨剤で磨いて仕上げました。
ヘッドライトブラケットは1mmの真鍮板と真鍮の塊を所定の寸法に切り出し、本に載っていた製作法に従って組み上げてからロウ付けしました。 それにしても作業机が汚いですね ^_^;
完成したヘッドライトです。水槽の前に付けました。
2010/10/26
久しぶりの”Shey”です。今回は、このSheyをガス焚きに改造しました。
ガスタンクとガスジェット、及びジェットハウジングは”その他”にある試作用に作ったものを使いました。なので、今回の工作はフレームの穴開け加工とバーナー部だけです。バーナーは5mmの真鍮パイプで作りました。ボイラー底の円形がそれです。上面には直径1.2mmの穴が40個ほど開けてあります。
ハイスラの時もそうでしたが、いつもガスタンクへのガスの注入で悩みます。大体においてガスタンクの上には屋根があるので、この屋根がガス注入時の邪魔になります。で今回は、燃料タンクとガスジェットまでを一体として、ガスタンクごと取り外しの出来る様にしました。セットする時はジェットハウジングに差し込みます。(一時的に薪は退かしてあります。)
ところで、ジェットからバーナー部までの距離があるせいか炎が安定しません。試しにアルコール焚きと同じ様に通風機を使ってみたところ、これが大成功。とても良く燃えます。ガス焚きでも効果があるのですね。
2010/11/8
動画を撮りました。
ガス焚きに改造してからの初走行ですが、調子良く走りました。
One track Shay
走行後に記念撮影をしました。
2012/3/29
デュアル燃料システム?
2010年の10月にガス焚きに改造したシェイですが、今回はアルコールとガスの両方が使える様に改造しました。
ドーナツ状のパイプがガスバーナーで、その内側にあるのがアルコールのバーナーです。
ガスを入れるときはガスタンクを機関車本体から取り外して行います。
アルコールバーナーは常にセットしたままでも問題はないと思いますが、ガス焚きのときは取り外した方が良さそうです。
バーナー部は、間に合わせで銅パイプを使用しています。
--仕様--
完成日; 2010/3
ゲージ; 45mm
スケール; 16mm
ボイラ; 縦型煙管式, φ8mm×3
燃料; アルコール、又はブタン
シリンダ; 2, double-acting oscillators
給油器; Displacement
重さ; 1.6kg
長さ; 225mm, 幅; 97mm, 高さ; 151mm
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