Avonside Charlton class 'Woolwich'
|
|
|
|
テスト走行![]() 実は、昨日もテストしたのですが、その時はレールに車輪を乗り上げてしまって、何度走らせてもカーブで脱線してしまいました。どうしてもまともに走らせることが出来ないので、諦めてローラーでのテストにしようと思ったのですが、いいアイデアを思いつきました。この機関車の軌間は32mmなのですが、車輪は、ただネジで車軸に固定しているだけなので、そのネジを緩めて軌間の幅を狭くすれば走るのではないかと。で、少々掟破りではありましたが、2mmほど期間幅を狭くして走らせましたところ、無事に走らせることが出来ました。"Tattoo"のときよりもホイールベースで3mm長いことと、車輪のフランジの高さが0.15mm高かったのが影響したのだと思います。テスト走行の様子は、動画のページから。 |
|
|
|
ガスバーナー![]() |
|
|
|
チャフパイプ![]() |
|
ボディーの製作 1![]() |
|
|
|
ボディーの製作 2![]() 初めに365mm x 1200mmの黄銅板からボディーの両サイド分を幅95mm(床から屋根までの高さ)で糸鋸で切り出したのですが、これぐらいの長さ(365mm)を切るとなると毎回そうなのですが、なかなか切り出す気持ちになれなくて、「さあ、今日は切るぞ!」と、気合を入れないと切れません。で、なんとか切って…。次に、この切り出した板をさらに二等分に切ります。これがボディの片面になりますが、ボディ側面の形に切り抜く前にサイドタンク前部のRの部分を先に曲げておきます。このとき、後から余ったところを切り取るつもりで、少し板の長さに余裕を持たせたところで曲げます。最後に、その曲げたところを基準にボディの寸法を決め糸鋸で切り抜きましたが、最終的に、板を曲げた短い方(サイドタンク前面)長い方(サイドタンク側面からキャブまで)共に1mmほどしか余裕がなく、寸法的にかなりギリギリでした。 |
|
![]() |
|
|
|
ボディーの製作 3![]() 左右共にガスタンクと逆転機の棒がそれぞれ干渉するので、その部分に切り欠きがあります。床への取り付けは写真の様にアングル3ヶ所で固定。キャブ前方角には4x4mmの角棒を、側面屋根の梁部分には補強の為に1.6mm厚の黄銅板をハンダ付しました。 |
|
![]() |
|
![]() リヤピラーの方は、アングルに受けのパイプをロー付けしてから、それにキャブ後板をハンダ付けし、それを床にネジ留めしました。手すりの方は、受けのパイプを直接床にハンダ付けしましたが、この方法は取り付け位置が少しでも狂うと手すりが傾いてしまうので、位置決めに神経を使います。 |
|
![]() 簡単にハンダで貼り付けるつもりが、これがなかなかハンダが綺麗に流れなくて手こずりました。半田ごてを当てていると屋根の板(厚み0.8mm)の方が膨張するのか、補強の板と屋根の間に隙間ができてしまうのです。なので、クリップなどで押さえながら何とかハンダを流したのですが、終わってみると屋根の表面が結構歪んでいました。 屋根両端の反り返ったところは、あらかじめ折りまげるところをアクリルカッターとヤスリで溝を入れてから、バイスに挟んで曲げ、それから、その隙間にローを流しました。 |
|
|
|
砂箱の製作![]() で、丁度板を巻くのに良さそうな大きさの作り損ねたシリンダーブロック(11mmx13mm)があったので、それを芯に巻いて作ることにました。箱は、初めはほんの少し小さめに巻いておいて、それから、芯にしたシリンダーブロックを上から叩いて入れて、ぴったりの形(写真左側)にしました。 |
|
![]() |
|
![]() 蓋は8mmの丸棒を旋盤で削り出して作りました。つまみのところは3mmの半円球の窪みをつけてから0.6mmの線をロー付けしてます。長いパイプの付いているのがキャブ前面に付く方です。 |
|
|
|
そのほかの小物![]() で、とりあえず運転室のステップから。足を乗せる部分と床に固定する部分をそれぞれ1mmの真鍮板を『L』字に曲げて作り、それを組み合わせて作りました。リベットはダミー、組み立てはロー付けです。 |
|
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
|
![]() ホイッスルも作りました。もちろんこれもダミーです。真鍮の丸棒を直径3.5mmに削り、それを旋盤で削り出して作りました。キャブから出ている角棒にネジを切って固定しています。 サイドタンクの給水口の蓋(ダミー)も作りましたが、この蓋の形状のわかる資料が見つからなかったので、形は適当です。 あと、ボイラ上部のブッシュを隠すための四角い箱(写真右隅)も作りました。これは、L字に曲げた板を2個組み合わせて箱を作り、その上に0.8mmの板をロー付けして作りました。 |
|
|
|
バッファー![]() 間のバネは0.9mmの真鍮線を巻いて作りました。バネはガタつき防止の為、バネの内径にぴったり合う丸棒を作り、それにバネを被せてからM2のネジを通しました。 バッファーのバッファービームへの取り付けは、バッファーの前面からM2のネジを通し、バッファービームの裏側からナットで留めました。それと、バッファービームから4本のアングルを出し、バッファーの底でもネジで固定しています。ここは直接木のブロックにネジを切りましたが、ピッチの大きなM2のネジにしたので、とりあえず空回りは無さそうです。 |
|
|
|
排障器![]() |
|
|
|
ネームプレートとビルダーズプレート![]() ところで、ビルダーズプレートの方ですが、実機では、このプレートの中に"AVONSIDE ENGINE Co LIMITED 1748 1916 BRISTOL"という文字が書かれているのですが、実際、この文字列を横12.7mm縦7.2mmの楕円のプレートの中に入れるとなると、文字の大きさは小さい文字で1ポイントとなって、写真(写真下側)の様に切り抜くのがやっとでした。 |
|
|
|
生地完成![]() |
|
|
|
追加の写真![]() 中央のフックのアップです。 このフックと横向きのU字の部分は、1.6mm厚の真鍮板から削り出して作りました。U字の方は、丸く折り曲げてから削り出しました。 ところで、チーク材で作った部分の名称ですが、バッファーではなくて、カップリングブロックと呼ぶみたいです。 |
|
![]() 円形のベースにリベットを3箇所打ちました。 あと、写真の左下の方にちょっと写っている加減リンクの支え(リンクブラケット)ですが、実機と同じ様にリブを入れてみました。 |
|
![]() 一応、蓋が外せるようになっています。 |
|
![]() |
|
![]() |
|
![]() 写真下のフレームの方ですが、中央に横梁を追加で取り付けました。 |
|
|
|
塗装 1![]() 写真は、塗装の終わったパーツを乾かしているところです。 |
|
|
|
塗装 2![]() 使った色は、"PHOENIX PRECISION"の"GWR PRE-1928 GREEN GLOSS"という色で、随分前に"REEVES 2000"というところから買ったものです。地味だと思ってずっと使わずにいたのですが、今回実際に塗ってみたらなかなかいい色でした。写真は、色の感じを見る為に上回りだけを組み立ててみたところです。サイドタンクに白く見えるのは、塗装の際に付いた小さな糸屑を紙ヤスリで削りとった痕です。 |
|
|
|
塗装 3![]() 写真は、次の塗装に備えて塗装面を剥がしているところですが、こういうときに限って塗料が剥がれません。 |
|
|
|
SSP Slo-mo![]() 一応下回りの塗装は終わっているので、サイドタンクの塗装の合間に、このSlo-moをフレームに取り付けることにしました。このSlo-moの仕組みですが、中に数枚の歯車とフライホイールがあって、その歯車で順次回転を上げていき、フライホイールを高速で回転させるようになっています。このフライホイールの勢いで、レギュレーターを絞った状態でも止まってしまうことなく走らせることが出来るので、本物の蒸気機関車の、あの走り出しのゆったりとした動きを再現することが出来きるというものです。 |
|
![]() 写真は、何とかフレームに納まったSlo-mo。 |
|
|
|
Slo-moのテスト![]() で、試しにレールの上で車輪が空転するか? 試してみました。機関車を押さえレギュレーターを90度ほど開け、そのまま逆転機を倒すと、その場で車輪がスリップして回りだしました。さらにレギュレーターを180度ほどに開けると、どんどん加速していきました。 ちなみに、この時の蒸気圧は2気圧ほどでした。車輪の材質はデンスバー(鋳物)、レールはアルミ、ボイラには50cc程度の水が入っています。この状態での重量は約2.2kgです。 テストの様子は、動画のページから。 |
|
|
|
塗装 4![]() |
|
![]() |
|
|
|
"Woolwich"完成![]() ガスは満タン、あと、水(精製水)は寒いので、燃料節約の為、ヤカンで少し沸かしてからボイラに入れました。 走りの方ですが、Slo-moの威力か、いつもは止まりそうになる箇所でもほとんどスピードの変化がありませんでした。ただ、Slo-moの本当の実力は、ラジコン仕様にすると発揮されそうですね。今回も、どんどんスピードが上がってしまって途中でレギュレーターを絞っています。 この次の機関車(まだ決まっていません)は、ラジコン仕様も考慮しつつ、またSlo-moを付けようかなと思います。 走りの様子は、YouTubeまたは、動画のページから |
|
|
|
--仕様--
完成日; 20017/12 ゲージ; 32mm スケール; 16mm=1ft ボイラ; 直径47.5mm,長さ120mm, 煙管; 18mm x1 燃料; ブタンガス シリンダ; 2, スライドバルブ 弁装置; ワルシャート式 給油器; 置換式 重さ; 約2.5kg(Slo-moを含む) 長さ; 205mm(カップリングブロックを除く), 幅; 87.5mm, 高さ; 140mm 走行時間; |
|
|
|
|