2 Truck Heisler "4 Cylinder"  1
(Freelance)

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2010/12/19
101219_18620を放っておいて、また、新しい工作を始めてしまいました。
V型4気筒エンジン(オシレーチング)を思いついたので、またハイスラを作ろうと思います。 先ずはシリンダーを作りました。エンジン本体は15mmの真鍮角棒で、12mmの銅パイプが押し込んであります。前後のふたはネジ止めです。クロスヘッド(?)はクランクシャフトを挟むため、これもネジ止めにしました。 まだ、機関車本体の形は決まっていません。


2010/12/25
101225_1蒸気板の穴あけ。
蒸気板をフレームに固定してから給排気の穴をあけました。複動なので中央の穴を含め五つあけます。
蒸気板は厚み5mmの真鍮板、フレームの板厚は2mmです。

101225_2クランクシャフトのロウ付け。
二本のステンレス棒(φ3mm)を串焼きのようにクランクに刺してからロウ付けしました。右から二つ目のクランクは、後で、ここを分割してネジ止めとするので、シャフト側になる方はロウを流していません。

101225_3裏側です。
分割したシャフトは下から二つ目のクランクの所で、90度に位相をズラしてからセットスクリューで止めてあります。

101225_5V型4気筒オシレーチングエンジン完成!
できるだけコンパクトに作りたかったので、今回はちゃんとした(当社比)設計図を書きました。
シャフト手前の平ギヤは実際には使いません。手で回して遊ぶ為に付けてあります ^_^。


2011/1/8
110108V4エンジン(オシレーチング)の動画です。
いつもの空気入れで回してみました。

110108実験装置
こんな感じです。


2011/1/14
110114ギヤボックス(ギヤケース)
平岡幸三氏の "Building the Heisler" という本を参考に、手持ちの材料を使って試作しました。
ベベルギヤのハブを反対側の歯側に付け替える際のロウ付けが難しかったです。なかなか流れてくれません。しかも、歯の上にロウが回ってしまいました。

110114完成予想図
今回はモックアップではなくデザイン画を描いてみました。
インターネットで見つけた写真を参考にしました。(上手く作れれば、こんな感じになります。)
ボイラーはガス焚き、車輪も前回のハイスラと同じものを使うつもりです。 まだ、車体の色は決めていませんが、とりあえず、黄色を想定してみました。


2011/1/16
110116_1台車
ジャイロを作ったときのアルミチャンネルが大量に残っているので、それを使いました。
左のように『H型』に糸鋸で切り出して、半分にしてから余分なところを切り落としました(右)。
アルミは切るのが楽ですね。ちょっと強度的に心配ですが。

110116_2台車片方組み上がり。
試作のギヤボックスをセットしてみました。
回りません、車軸が。芯が出ていないようです ^_^;


2011/1/22
1110122_1ユニバーサルカップリング
全部で4セット作りました。その内の2セットは伸び縮みをする継手です。(四角の穴のあいたもの)

110122_2 この、伸び縮みする継手の四角い穴をどう開けるか?
"Building the Heisler" にはフライス盤を使った作り方が書かれていますが、フライス盤が無いので次のように作りました。
1. 真鍮丸棒(直径4mm)を糸鋸で縦に半分に切る。
2. 半分に切ったものに四角ヤスリで三角の溝を掘る。
3. それを二つ合わせて継手に押し込んでロウ付けする。


2011/1/26
110126_1メインフレーム
レールを作ったときに余ったアルミのフラットバー(3×10)と、真鍮アングル(10×10×1.5)で作りました。
ハイスラ独特のフレーム構造も考えたのですが、出来るだけシンプルに作りたかった(シンプルにしか作れない)ので、まっすぐなフレームにしました。フレーム幅は外側で58mmです。


2011/1/29
110129_1駆動系大体完成。
空気入れでテストをしましたが、カップリングのお陰で滑らかに回りました。(台車は芯出し修正済み)
前回の1トラックハイスラの下回りと比べると、ずいぶんと複雑になりました。

110129_2カップリング部分のアップです。台車に伸びるセンターシャフトは入れ子構造になっていてスライドします。
カップリングはすべて”かしめ”で留めました。かしめのピンは線径0.8mmのゼムクリップをまっすぐに伸ばしてから適当な長さに切って使いました。全部で8カ所、裏表で16カ所。いい”かしめ”の練習になりました。


2011/1/31
110130_1ボイラを載せたときに邪魔になりそうなので、給排気管の取り付け方を写真のように変更しました。


2011/2/2
110201_1車輪が鋳造から上がってきたので、クランクピンのベースとカウンタを付けました。カウンタはちょっと手抜きで、2mm厚の真鍮板を扇形に切ってスポークの上に貼っただけです。
また、踏面の3度の傾斜も今回は付けません。こちらは単なる手抜きではなく、「1番ゲージ以下の小さな車輪には付けなくても良い」という様なことが書かれていたのを思い出したので、実験的な意味もあります。

110202_1カップリングロッドはおろか、まだクランクピンも立てていませんが、待ちきれずに車輪をはめてみました。(まだ、接着はしていません。)


2011/2/4
110204_1サイドロッドが付きました。
何故か、向こう側の車輪がピンク色になっています ^_^;

110204_2モックアップを作りました。
φ50mmの紙筒があったので、それをボイラに。屋根と囲いはいつものように段ボールを接着剤とガムテープで張り合わせて作りました。
やっぱり、立体にするとイメージがはっきりしてきます。それにしても適当な作りです。


2011/2/12
110212_1ロータリー式の逆転バルブです。
配管が複雑になりそうなので後進を諦めていましたが、やはり、それでは面白くないので逆転バルブを作りました。

110212_2エンジンからの配管です。
配管をどう持っていくか、図面を書いても全く分からないので作りながら考えることにしました。切ったりつないだり、ごまかしながら何とかつなぎました。


2011/2/19
1110219_1逆転バルブギヤ
アームを適当に組み合わせました。

110219_2逆転機
スプリングでロッキングピンがノッチにカチッと納まる仕組みです。(そんなにカチッといかないですけど)
材料は1.6mm厚の鉄板です。
+ネジは格好が悪いので作り直します。

110219_3逆転機をフレームに取り付けたところです。
動作優先で作ったので鉄板を切り出しただけですが、やはり、レバーにはノブを付けたのが良さそうです。つまみにくいです。


2011/2/20
110220_1逆転機のレバーにノブを付けました。
レバーの先端を細くしてから2mmのネジを切り(この径より小さなダイスを持っていないので)、やはり、2mmのネジを切り整形した4mmステンレス丸棒をネジ込みました。
+ネジの方は、中央のピボットを作ったところで旋盤のスイッチが壊れてしまったので、後の二つは我慢。
あれこれ調整した結果、少しはカチッというようになりました。


2011/2/28
110228_1 給油器
本体は直径12.7mm長さは約50mmの真鍮パイプです。
写真右側のバーの付いた部分には4mmのステンレス球が入れてあり、ナットを緩めると横に開けた1.6mmの穴から水が出る仕組みです。パイプ上部の穴(φ3mm)は配管用です。

110228_2安全弁
これまでに作ったものと同じタイプです。基本的には渡辺精一氏が8620形などで設計されているものです。
安全弁の下に写っているのは弁座を座ぐる為に作ったリーマです。座ぐりは直径4.2mm深さは1.2mmです。(弁用ステンレス球:直径5/32")


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