2 Truck Heisler "4 Cylinder"  3
(Freelance)

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2011/4/20
110420_1運転室を作り始めました。
ハイスラと言うよりクライマックス風な感じにしようかなと思っています。スケールモデルではないので自由です。

110420_2リベット打ち出し工具
運転室のリベットですが、小さなポンチを作って金槌で打ち出してみたのですが、ラインは曲がるし深さは一定しないし、全然上手くいかないので、写真のようなリベット打ち出し工具を作ってみました。素直に初めから本のとおりに作ればいいんですけど...。それにしても毎度のことながら、その場しのぎの適当な作りです。


2011/4/27
110427_1やっと、運転室ができました。
初めに作ったのが気に入らなくて作り直しました。(後ろに見えるのが最初に作った運転室)
これまでの機関車でも、運転室は作り直しをする確率の高いところです。(屋根も多い)
ここまで作ってくると、他にも作り直したくなる箇所がでてきますが、先に進まないので適当なところで妥協してます。


2011/4/30
110429_mまた、走らせて遊びました。
水槽を作る材料がなくなってしまった(運転室を作り直した為)ので、しばらく工作はお休みです。


2011/5/6
110506_1材料がないからといって工作をしないで居られる筈も無く、ちょっと気になっていたところを直しました。
先ずは安全弁。
走行中に調整ネジが緩んでしまうので、調整ネジを長めに作り直しロックナットを付けました。

110506_2汽笛も直しました。
空気入れで空気を送ったときには鳴るのに蒸気になると鳴らなくなってしまうので、とりあえず、これまで直径8mmだった本体を10mmに変えてみました。(長さは同じ)
今回は全てハンダ付けです。


2011/5/9
110509_1肘掛けと日よけです。0.8mmのピンで固定してからハンダで付けしました。


2011/5/10
110510_1"BRACE" を作りました。
日本語名はわかりません。煙室の横から出ている”突っ張り棒”みたいなものです。
煙室側はネジを切ってから糸鋸で切り込みを入れ、折り曲げてから丸いパーツを通してロウ付けしました。(写真右側)
反対側は床にネジ止めする為のパーツに突き刺してロウ付け後、突き出た分を糸鋸で切りヤスリで平らにします。

110510_2煙室に取り付けました。


2011/5/24
110524_1水槽
材料も揃いデザインと寸法も決まったので工作を始めました。角にRがついたタイプです。
囲いを一枚の板で作るのは難しそうなので、コーナーと平らな部分に分割することにしました。

110524_2つなぎ目は裏側に当て板をして、φ0.8mmの銅線でかしめました。

110524_3裏からハンダを流しました。


2011/5/28
110528_110mm程かさ上げした板の上端に縁を付けているところです。φ0.8mmの銅線でかしめて留めながら巻いていきます。

110528_2底板をハンダ付けして中にガスタンクと給水ポンプを組み込みました。(給水ポンプはJNR8620用に作ったもの)
それにしても、このぐらいの大きさになると中々ハンダが流れてくれません。外側からトーチで炙って、やっと流れてくれました。

110528_3上板とマンホール
マンホールは、旋盤ではなく巻いて作りました。また、上板にはネジ止めする余裕がなかったのでハンダ付けです。
ガスの注入口がマンホールの真ん中に来ませんでしたが、蓋をしてしまえば見えないので良いことにします。

110528_4水槽完成


2011/5/30
110530_1給水ポンプの配管
写真左が水槽側、右が逆止弁側です。(φ3mmの銅管使用)
逆止弁には、圧力テストの時に水が漏れていたので、安全弁の様にスプリングを入れました。

110530_2配管は床と台車の間を通しました。このような時、ハイスラは簡単に台車が外せるので工作が楽ですね。
ところで、この機関車の作り始めに給水ポンプの配管までは考えていませんでした。大体、どの機関車も最終行程までは考えていないので、終盤になると現物合わせで作っています。なので、後から間違いに気付くことが往々にして出てきますが、今回も穴を開けてしまってから「センタピンにぶつかる〜!」ということに。写真左下の丸い真鍮にハンダを流してあるところが、それです。


2011/5/31
110531_1ステップ
実は、既に作ってはあったのですが、床に固定する為のネジが水槽に干渉してしまうので作り直しました。
形は平岡幸三氏のハイスラとクライマックス、それからシェイのステップの中から一番簡単に作れそうなものにしました。とは言うものの、このような小さなものは意外に難しく、特に少しでも直角が出ていないと歪んで見えてしまいます。

110531_2サンドボックス
これも一番簡単そうなクライマックスのものを選びました。しかもひとつにしました ^_^;
0.8mmの真鍮板をコの字に曲げてから、上板と底板と背面の板をロウ付けして作りました。下から出ているパイプはハンダ付け。上蓋は上板にネジ止めです。水槽への取り付けは、背面にネジを切り、水槽の内側からネジで固定しました。


2011/6/1
110601_1 水槽の水張りテストの後、そのままにしておいたら、アングルの固定に使ったカメラネジ(鉄製)から錆が出ていました(写真左)。このままではまずいので、錆を削り取ってからハンダを盛りました(写真右)。給水ポンプとガスタンクの固定に使ったカメラネジも錆なそうなネジに換えておきました。
やはり、水にぬれる所は錆びない材質のものを使った方が良さそうですね。


2011/6/6
110604_1ヘッドライト
削り出しではなく、銅パイプ(煙管に使ったもの)と真鍮板で作りました。

110604_2一緒に作ったヘッドライトベースに乗せ、煙室先端に取り付けたところです。(電球は点きません。)

110605_1フットボードの銀ロウ付け
10mm×10mmの真鍮アングル(厚み1.5mm)と板をリベット(0.8mmの銅線)で固定してからロウ付けしました。

110605_2バンパ
今回はアルミの角材(10mm×10mm)を使いました。フットボードを取り付けてみたところです。
ついでに、メインフレームも換えました。レールに使った3mm厚のフラットバーを止め、5mm厚(幅は10mm)のものにしました。


2011/6/9
110609_1手摺り
φ2mmのステンレス丸棒と、ベースには0.8mm厚の真鍮板を使いました。ネジは2mm。
ステンレスのロウ付けは神経を使いますね。今回も、いくつか失敗してしまいました。表面が少しでも酸化してしまうと流れてくれません。


2011/6/19
110619_1ドローヘッド
2mm厚の真鍮板を張り合わせて作りました。
ベースの厚みは5mm。バンパの裏からネジ止めしてあります。


2011/6/30
110629_1空気溜とランニングボード
空気溜は直径18mmの銅パイプと、丸く打ち出した1mm厚の銅板で作りました。ロウ付け時、前後とも蓋をし密閉することになるので、予め蓋となる1mm厚の銅板にガス抜きの穴を開けておきました。
エアパイプ(φ2mm真鍮パイプ)の空気溜への取り付けは、組み立て易さを考えてユニオンナットにしました。
そろそろ重量が気になってきたので、ランニングボードは重量軽減の為(現在、3.5kg)、2mm厚のアルミ板としました。留め具はボイラおおい(0.6mm厚)にタップを切りネジ止めしてあります。


2011/7/3
110703_1スチームドームとサンドボックス
重量を増やしたくないので、サンドボックスは直径24mmの丸棒(木製)を芯にして、厚み1mmの真鍮板を巻いて作りました。上の丸いところは打ち出しです。
スチームドームの方は、芯にする適当な太さの棒がなかったので、仕方なく直径35mmの真鍮丸棒を旋盤で削りました。肉厚は1.5mmです。
ボイラに接するところは、大雑把に糸鋸で切ってからヤスリで削った後、紙ヤスリで整えました。


2011/7/11
110710_1チェックバルブとサンドボックスの配管
チェックバルブの配管には直径3mmの銅パイプを使いましたが、ちょっと太過ぎた感じもします。 一方、サンドボックスには2mmの真鍮パイプを使いましたが、こちらは丁度良い様に思います。
チェックバルブ本体(ダミー)は、8mm真鍮丸棒から旋盤で削り出し、前部と上部に付いているプラグは旋盤とヤスリで整形した後ロウ付けしました。ボイラおおいの裏から2mmのネジを出し、チェックバルブ(ネジが切ってある)の方を回して固定しました。

110710_2ハンドレール
前部ハンドレールブラケットをヘッドライトブラケットに付けました。”ライブスチームのシェイを作ろう”に出ていたタイプです。ハンドレールは2mmのステンレス丸棒を使いました。前部ハンドレールブラケットは4mm真鍮丸棒を旋盤で削り出した後、ネジ止め部分をヤスリで整形しました。サンドボックスに取り付けるブラケットは、サンドボックス裏からナットで締め付けて固定しました。
上から見ると四角の簡単な形になりますが、かえって寸法や取り付け位置が狂っていると真っ直ぐにならないので、特にブラケットのサンドボックスへの取り付けは慎重に行いました。


2011/7/14
110713_1ストラップ
幅は3.5mm厚み0.4mmの真鍮板です。このぐらいの長さ(160mmぐらい)になると、糸鋸で切るにも根気がいります。
両端に90度より少し広めの角度に曲げた1mm厚の真鍮板を、ピンで仮止めしてロウ付けしました。片側に2mmのネジを切り、もう片方には2mmのドリルで穴を開けました。

110713_20.8mmの真鍮板で運転室の両側に貼るナンバープレートを作りました。固定方法はネジ止めにしました。
前回のハイスラではハンダで張り付けましたが、ハンダが綺麗に流れなくて苦労したからです。また、塗装のときのマスキングの手間も省けます。

110713_3手摺のベースを多めに作っておいたので、水槽の後側にも手摺を付けることにしました。
横向きの短い手摺は梯子の代わりですね。たぶん。”Building the Heisler”を真似てみました。


2011/7/21
110721_1水槽の側面に文字を入れることにしました。
プリンターで印刷した文字を、真鍮板(厚み0.4mm)に両面テープで貼付けてから糸鋸で切り抜きました。

110721_2厚み0.8mmの真鍮板(ちょっと厚過ぎ)に、文字をひとつひとつハンダ付けしました。(枠も糸鋸で切り抜きハンダ付け)
水槽に両面テープで貼付けてみました。
で、まだ、エアコンプレッサや水槽の柵とか…、でも、きりがないので、このぐらいで完成にしようかと思います。
ところで、この機関車の名称ですが、2 Truck Heisler の"4 Cylinder"と呼ぶことにしました。


2011/7/23
110722_1 2:1のギヤ比(歯数40と20)ではスピードが出過ぎのようなので、小さい方のギヤを歯数15で作りました。パワーアップも期待してます。
真鍮丸棒の先端を旋盤で60度の角度に削り、後は、ケガキで15等分してから糸鋸とヤスリで削り出しました。
走行テストでは、予定通りスピードは遅くなりましたが、期待していたパワーの方がいまひとつでした。でも、その内ギヤの噛み合わせが合ってくれば大丈夫だと思います。たぶん。


2011/7/31
HEISLER 2 track Heisler 生地完成
塗装前に、また、走らせて遊びました。自作したギヤも適当に作ったわりには順調で、ギクシャクしたところも無く滑らかに回っていました。ただ、ちょっと遅くなり過ぎたかも…。
記念写真を撮りました。


2011/8/10
110810_1完成! と言いつつ、まだ色も塗らずに、こんな工作をしてました。コールバンカの柵です。
細く切り出した真鍮の帯にピンを刺して、軽くカシメてからハンダ付けしていきました。固定はしないで、水槽の蓋の上に乗せてあるだけです。
適当な厚みの真鍮板がなかったので、10×10×1.5の真鍮アングルを長さ350mm幅3mmで3本切り出しましたが、…長かったです。


2011/9/9
110908_1 やっと色を塗りました。これで本当の完成です。
赤の色合いが微妙に違うような気がしますが、平岡氏の "Building the Heisler" と同じ配色にしました。
--
P.S. スピードが遅すぎるので、ギヤ比を元の2:1に戻しました。


2012/4/24
120422_3 久しぶりに走らせて遊びました。
4気筒のせいか燃費が悪いです。蒸気上げから補給無しで240mぐらいしか走りませんでした。しかも、自重があるせいか上りでは止まりそうになってしまいます。それでも力は有るのか、しぶとく止まらずに走るところは面白いです。
ベルも作りました。取り付ける場所がないのでサンドボックスの上に付けました。結構澄んだ良い音がします。


--仕様--

完成日; 2011/9/8
ゲージ; 45mm
スケール; 特になし
ボイラ; Single flue
燃料; ブタン
シリンダ; 4, double-acting oscillators(V Shape)
ギヤ比; 2:1
給油器; Displacement
重さ; 3.6kg
長さ; 405mm, 幅; 114mm, 高さ; 175mm
航続距離; 約240m (2012/4/22)


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