0-6-0 "ALTAIR" 3
(Freelance)
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2009/5/23
ボイラオオイです。
0.5ミリの真鍮板で作りましたが、なかなか上手く丸くなりません。よく見ると凸凹してます。
ボイラオオイを裏から見たところです。
前回もそうでしたが、オオイを底で綴じるところでいつも悩みます。今回は内側に1ミリ厚の真鍮板入れ、それに2ミリのタップを立てネジ留めすることにしました。
火室に接するところには、例のPTFE PACKINGを詰めてみました。
煙室とボイラの隙間にもPTFE PACKINGを詰めました。
2009/5/24
給油器を台枠の間に入れたので、床をフラットにすることができました。なので、床板は火室と給気管や排気管の穴を開けた一枚板を台枠に乗せただけです。でも、大きいので糸鋸で切るのが大変でした。
火室です。この上にボイラが乗ります。
2009/5/28
これまで、ボイラオオイの延長を煙室として使うつもりでいましたが、分割することにしました。これは過熱器と排気管のパイプの所為で、この辺りの組み立てが難しいことが分かったからです。これで少しは楽になりましたが、それでも立体パズルをやっているような結構アクロバティックな取付けが要求されます。
また、過熱器の出っ張りが邪魔で内煙突が付けられそうもないので、その代わりに排気管を煙突の付け根のところまで延ばしました。通風効果がどうなるか、ちょっと実験です。
2009/5/31
煙室の扉を作りました。ちょっと本格的に ^_^
模型も本物も、実際、煙室の扉というものを見たことが無いので、どうなっているのか分かりません。なので、写真と本に首っ引きで何とか形にしました。
扉は0.8ミリの真鍮板です。適当な丸い窪みに置いて金槌で打ち出し、さらに、5kgの鉄アレイの丸いところを使って形を整え、最後はヤスリと紙ヤスリで仕上げました。 蝶番は4ミリの真鍮の角棒から削り出し、動かない様に1ミリの丸線をリベットの様に挿してからロウ付けしました。
扉を開けたところです。
閂も4ミリの角棒です。それに1.5ミリのスリットを開けて矢尻が入る様にしてあります。
長い固定用のハンドルを90度回してから、外側の短いハンドルを回して締め付けます。真鍮で作ったので、あまり強く締め付けるとハンドルが曲がってしまいますが、愛嬌です。
2009/6/2
煙室を支える台です。一般にはボイラ台というのでしょうか?
カチッとした感じにしたかったので、1ミリの真鍮板を使いました。一枚一枚ハンダ付けです。
注:全ての写真はクリックすると大きくなります。(今まで小さな写真だけで見ていた人に)
煙室を乗せたところです。
ここまで来ると設計図なんていうものは書いてないので現物合わせです。なので、いたるところで問題が出て来ます。一番多いのが、既に作ってあるところに、後から作った物や、その取り付けに使ったネジなどが干渉してしまうことです。今回も、ボイラ台を床に固定するネジの頭が、丁度台枠の真上に来てしまいました。後3ミリでもズレたところにネジ穴を開けておけば問題はなかったんですけどね。全然合理的ではないです。
2009/6/5
今日は簡単な工作だけです。
先ずは給油器の上の床の工作。外せる様にしました。これで、やっとオイルが入れられます。
次は燃料タンクの空気穴の変更。いままで台枠の内側にある給油口の真ん中に1ミリの穴を開けて空気穴としていましたが、バーナと近いことも有り気化したアルコールに引火する恐れが有るので、その穴を埋め空気穴とする2ミリのパイプを台枠の外に立てました。
最後はエンジンカバーの固定です。カバーをはめた状態で上から穴を開け、一緒に2ミリのタップを切りました。
ところで、写真で分かる様に至るところにネジの締まっていないネジ穴がありますが、これは、ネジが足りなくなって来て使い回しをしているからです。
ちなみに、ネジを使うところを数えたら全部で100箇所を越えていました。ネジだけでも結構な重さになりそうですね。
2009/6/6
運転室とサイドタンクをボール紙で試作しました。
ラウンドハウスのシルバーレディを参考にさせて頂きましたが、でも、これだと加減弁とかの操作ができませんね。
サイドタンクの上板を作り始めましたが、全然きれいに曲がりません。なので、このやり方は諦めて、一枚一枚をL字型アングルでネジ留めする方法で作り直すことにします。
また、真鍮板を切り出さなければ...。
2009/6/14
逆止弁につなげる配管部品です。小さなRでグニャグニャと曲がっているので、なかなか上手く出来ません。これが2個目です。
小さなRの方はパイプの両端にドリルを差し込み、バーナで炙りながら少しずつ曲げました。90度に曲がったもう一カ所は糸鋸で90度の切り込みを入れてからロウ付けです。
こんな何気無いところが意外に難かしかったりします。
配管したところです。なかなか良い感じです。
ところで、実は、この工作の前にサイドタンクと運転室を作っていましたが、とりあえず出来たものの、どうも気に入らなくて、その先に進む気になれないので、しばらく、途中まで出来た機関車を眺めていました。
何も考えないで作り始めたから、スケール的に中途半端なんですよね。
2009/6/18
また、運転室の工作を始めました。
側面と運転室の前板は1ミリの真鍮板。サイドタンク上板は重量を減らす為にも0.6ミリ。屋根と後ろの板はRがついているので0.6ミリにしました。1ミリもあると綺麗に曲げられません。
ネジ留めとハンダ付けです。
とりあえず車体完成。あとは手摺などの小物を作るだけです。
もう少しですね。
2009/6/20
窓枠と手摺、それからサイドタンクの給水口の蓋とステップを作りました。
運転室前の窓枠は、厚み0.6ミリの真鍮板を2ミリの幅に抜いて、天地に1ミリの真鍮線を差し込んでからハンダ付けしました。
運転室サイドの窓枠は1×2.5ミリの真鍮板を窓枠に合わせてからハンダ付け。
手摺は1.5ミリのピアノ線を窓枠にハンダ付けしてから床に穴を開けて差し込んであります。
運転室のステップ2段目は、1ミリの真鍮線をリベット代わりに差し込んでからハンダ付けです。
こちらはサイドタンク前のステップです。やはり、1ミリの真鍮線をリベット代わりに差し込んでからハンダ付けしました。
2009/6/21
昔の機関車の前と後ろに立っていた蛇腹の付いたグニャッと曲がったやつ、真空ブレーキのホースだったんですね。それを作りました。4ミリの真鍮丸棒から旋盤で削り出し、3ミリのネジを切って蛇腹らしく見せました。取付け位置はさんざん迷ったあげく今の位置になりましたが、もうちょっと良い場所がなかったかなと後悔。
もうひとつは、ボイラの手摺。支えは、これも4ミリ真鍮丸棒から旋盤で削り出しました。ちょっと大きすぎたでしょうか? まあ、でも、これも愛嬌です。手摺は1.5ミリのピアノ線ですが、後で錆がでそうですね。
2009/6/28
今回はまとめて。
先ずは煙室扉の手摺。本当は煙室前面の上半分に半円形の手摺を付けたかったのですが、スペースが無くて。
でも、やはり、ささえが大きいですね ^_^;
次はボイラバンド。
簡単そうに見えますが、でも、この帯を糸鋸で切り出すのが結構疲れます。なんのかんのと、結局、材料を切り出すことと曲げること、この二つの作業が一番大変なんじゃないかなと思います。
で、運転室側から数えて一本目と二本目の帯は火室に2ミリタップを切り直接ネジ留め。三本目は帯の両端を直角に折り曲げてから穴を開けてネジ留めしました。
これは煙室とボイラとの境目に巻くボイラバンドです。
過熱器からエンジンに行くパイプがあるので三本目の帯の様には留められません。なので、写真のような金具を作り両側からネジ留めしました。
加減弁の先端がボイラの前板から飛び出ていて内煙突と干渉してしまうので、内煙突の取り付けを諦めていたのですが、でも、やっぱり付けた方がいいんじゃないかと。で、小さめの内煙突を作りました。
これは燃料タンクの改造。
運転室にステップを付けた関係で横から挿していた燃料タンクの固定棒が使えなくなってしまったので、今度は後端バリから刺すことにしました。
それで、これまで縦方向に付いていたタンクの吊り金具を横向きして、その吊り金具に3ミリのステンレス棒を刺します。
で、今度は蓋が開けにくくなってしまいましたが、まあ、我慢しましょう ^_^;
燃料タンクの固定棒を後ろから刺すことにしたので、ブレーキホースの位置を換えました。ついでに取付け位置を少し下げて、後端バリに1ミリほど差し込んでから固定バンドで留めました。
固定バンド左側のネジは、黒い4ミリのカメラネジでは届かないので間に合わせのニッケルネジ。(後で換えるつもり)
で、今までブレーキホースが出ていた穴には燃料タンクの固定棒が刺さります。
で、とりあえず完成。
こうして出来上がってみるとスマートではないところもいくつもありますが、まあ、よくやったんじゃないでしょうか。
製作日数4ヶ月と10日。だいぶ色々なことを試したので良い勉強になりました。 次は何…
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