GUINNESS
0-4-0 side tank locomotive

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ガスタンク
ガスタンク_1ガスタンクを作りました。
大きさはサイドタンクの中に収まるように作ったので、かなり小さめです。10分も走ればいいかなと思っています。
板厚1.5mmの真鍮板をロー付けで張り合わせて作りました。

ガスタンク_2後で、ガスタンクには1mm厚のセラミックシートを巻くつもりでいます。なので、フレームから少し浮かせて取り付けました。

煙室扉煙突からのガスバーナーへの点火は、やっぱりちょっと怖いので、煙室扉を開けて点火できるように煙室前板に半円形の穴をあけました。ただ、このままでは煙室扉がかなり熱くなりそうなので、煙室扉の内側に半円形のポケットを作り、ここにセラミックシートを入れることにしました。

とりあえず記念撮影
運転手を乗せられるのも今の内?
手すりを作ってしまうと、たぶん、乗らないと思います。


車輪と手すり
裏側やっと車輪を作りました。
今回は初めからハブも一体で作りました。手持ちの材料の関係で、直径30mmのデンスバーを使ったので、車輪の直径は27mm弱になりました。スケール的にいうと少し小さい感じですが、特に違和感はありません。

手すり手すりは全てロー付けで組み立てました。垂直の柱は少しテーパーになっていて、根元の直径は約2.5mm、先の方は1.6mmです。ドリルロッドをヤスリで削って作りました。柱の先端に付いたボールは、真鍮の丸棒から旋盤で削り出しました。横棒は直径1.8mm。結構がっしりしています。


"GUINNESS"初走行
GUINNESS初走行車輪ができたので、早速走らせました。
バーナーに点火してから安全弁が吹き出すまでが大体5分ぐらい。それから安全弁が4、5回吹くのを待って走らせました。水(精製水)はボイラの7割ぐらいで約70ml、ガスは満タンです。走行時間は約15分。意外に長く走りました。
動画をYouTubeにアップしました。

セラミックシート"GUINNESS"を走らせる前にガスタンクにセラミックシートを貼りました。上面以外全て。フレームとガスタンク取り付け用のアングルの間にもセラミックシートを挟みました。それから、ガスコントロールバルブの取り付け部にも貼りました。

水面計運転手を乗せるのは無理かなと思っていましたが、幸い(?)水面計のドレインコックに不具合(要は、出来が悪く水が漏れる)があったので、思い切ってドレインコックを外してしまいました。それで、どうにか運転手を乗せるスペースができました。


小物の製作
砂箱あと残っているのは、砂箱とビルダーズプレートとネームプレート、それから連結器ぐらいになりました。で、とりあえず比較的簡単そうな砂箱から作りました。
本体は、15x15の真鍮角棒から作りました。蓋の方は12mmの真鍮丸棒を旋盤で削り、ヤスリで仕上げました。蓋は、裏側に旋盤で削ったときに直径1mmほどの線を残し、それを本体上面に開けた穴(約1mm)に差し込んでロー付けしました。

ビルダーズプレートビルダーズプレートですが、小さい文字がいっぱい有って作るのが大変そうなので、初めは作るのを止めようかと思ったのですが、やっぱり、このプレートが無いと格好がつかないので頑張って作りました。で、いつものエッチングの方法では作れそうもないので、少し面倒だったのですが、文字を真鍮板から切り抜いて、ひとつひとつロー付けで貼付けていく方法にしました。あと、文字が、ちょっと大きくなってしまって、スペースの中に収まらないので二三文字省略しました。取り付けは、M1.4ネジの頭を小さくして煙室前板に取り付けました。

ナンバープレートナンバープレートは、いつものエッチングで作りました。文字の方が凹んでいます。使い古しのエッチング液を使ったせいか、文字の深さが足りないところが有りました。なので、後から、そこを少し丸カッターで削りました。取り付けは、左側のサイドタンクの中にガスタンクが有ってネジ留めができないので、ナンバープレートの裏にピンを立て、サイドタンクの裏側でカシメて固定してから、表側にハンダを流しました。


生地完成
生地完成まだ、連結器が残っていますが、形がよく分からないので作らないことにしました。なので、これで生地完成とします。


塗装
塗装_1今回使う色は、緑と赤と黒です。緑はエナメル、赤と黒(ハンダ付けしたもの以外)はオキツモのワンタッチスプレーを使いました。写真は、オキツモのワンタッチスプレーで塗っているところです。表に新聞紙を敷き、そこにパーツを並べて塗りました。

塗装_2オキツモのワンタッチスプレーで塗ったものは丸一日ほど乾燥させてから、オープントースターで加熱しました。この時、乾燥が足らないとパーツの表面に気泡が出来たりすることがあるので、加熱する時は初めから温度を高くしないようにして、気泡が出ないのを確認してから温度を上げました。焼き付け時間は大体30分ぐらい。

塗装_3緑色は家の中で塗装ブースを使って塗りました。いつものエアブラシの不調(手入れが悪い)で手こずりましたが、まあまあ綺麗に塗れたかなと思います。
あとは、バンパーの内側をエナメルの黒(ハンダ付けしてあるので)で塗りますが、エナメルが乾くのに時間がかかるので、たぶん、次回塗装は3週間ほど先になると思います。


塗装終わりました。
塗装_4車輪とカップリングロッドを写し忘れましたが、すべて塗装が終わりました。
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3週間も待てずに、やっぱり塗っちゃいました ^_^;
組み立ては、1週間ぐらい先の予定です。


"GUINNESS"完成
GUINNESS完成_1予定の1週間も待たず(待てず)に組み立ててしまいましたが、エナメル(緑)で塗ったところも塗装が剥がれてしまうことはありませんでした。ただ、オキツモのワンタッチスプレーで塗った一部が、ネジを締めた時に割れるように剥がれたところがありました。ちょっと厚く塗り過ぎたのかもしれません。
ちなみに、緑のエナメルは、PHOENIXの"MALACHITE GREEN GLOSS"という色です。

GUINNESS完成_2組み立て時間は4時間ちょっと。結構組み立て手順を忘れていて、予定より時間がかかってしまいました ^_^;

GUINNESS完成_3試運転時、フレームの内側が蒸気板の間から出る蒸気まじりの油で黒く汚れたので、ピストンに使ったグラファイトヤーンに替えてOリング(S-5)に変更しました。


動画を撮りました。
GUINNESS塗装後走行塗装後の走りをYouTubeにアップしました。
ピストンをOリングに替えたので、少し走りを心配しましたが、特に大きな問題もなく走りました。しいて言えば、ちょっと滑らかさが無くなったかなということぐらいです。あと、このOリングに替えた目的のフレーム内側の汚れですが、狙い通りほとんどなくなりました。
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この動画は、『動画のページ』からも見ることができます。


--仕様--

完成日; 20016/11
ゲージ; 32mm
スケール; 16mm
ボイラ; 直径42mm,長さ100mm, 煙管; 15mm x1
燃料; ブタン
シリンダ; オシレーチングエンジン(複動)x 2
ギヤ比; 4:1(歯数:40x10)
給油器; 置換式
重さ; 約1.5kg
長さ; 186mm, 幅; 80mm, 高さ; 100mm
走行時間; 約15分


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