"Wild Rose III"  2
0-4-0 Quarry Hunslet

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2013/1/2
130102_1ボイラサポート
サポート部は1mm厚の黄銅板をボイラに合わせて切り抜きました。なので設計図より少し縦長になっています。フレームに固定する部分は、1.6mm厚の鉄板をコの字に曲げて作りました。サポート下部のU字型の切り欠きに3φの蒸気管が通ります。


2013/1/5
130105_1床の取り付け
床は前後のバッファービームの四隅にネジで固定するよう設計図には書かれています。ただ、これだけでは床の取り付けが弱そうな気がするので、ボイラサポートの固定部分を利用してアングルを取り付け固定することにしました。


2013/1/6
130106_1レギュレータ
”3/16x40” と指定されているネジは全てM5に変更しました。ハンドル部分の板厚もスピンドルを締め付けるネジをM2(設計図:drill 1.4mm, tap 10BA)にしたので、厚みを3mmに変更しました。スピンドルは、ステンレスの3mm寸切りネジを使って、先端と余分な山をヤスリで削って作りました。
ターレット部のネジは、”5/16x40” はM8、drill 5.7, tap 1/4x40” はM6に変更しています。


2013/1/8
130108_1給油器
本体はパイプではなく黄銅の丸棒(直径10mm)から作りました。給油器の横にあるのは、水抜き用のバルブを作る為に作ったテーパーリーマー(太いところの直径3mm)です。で、テーパーのバルブを漏れのないように作るのは難しいのですが、これも、たぶん漏れがあると思います。でも、作ってみないとわからないので。


2013/1/9
130109_1安全弁
これまでに作った安全弁より一回り小型です。使用しているステンレス球は1/8インチで、約3mm(これまでは5/32インチ約4mm)。写真下は弁座をさらう為のリーマーです。ドリルロッドで作りました。直径は3.2mm、先端の角度とかは適当です。


2013/1/10
130110_1ガスバーナー
火口はスリット型です。設計図に忠実に作りました。バーナー部の長さは45mmで、直径は6mm。この直径6mmは前回製作したOvertypeのバーナーと同じサイズです。なので、調子が悪ければ交換することが出来ます。

130110_2ちょっと組み立ててみる。
出来ているものを全部取り付け組み立ててみました。で、ちょっと気になったのがボイラの継ぎ目です。サドルタンクを取り付けても、たぶん丸見えです。継板を真下ではなく煙管を避けて少し横にズラしたのでこうなってしまいました。いっそのこと斜め上辺りに持って行った方が良かったですね。今更無理なので、ちょっと削って誤摩化しましょうか。


2013/1/16
130115_1モックアップ
ボイラの直径を設計図より2mmほど大きく作ってしまった影響が出てきました。先ず、煙室です。設計図の寸法では高さが足りません。幅も広くする必要があります。それから、サドルタンク。ボイラに接する側のRが変わるので、当然外側のRも寸法も変わってきます。後は、火室もそうです。色々と変更しなければいけないので、とりあえずモックアップを作って様子を見ることにしました。いつもの工作用紙をマスキングテープで貼り付けて作りました。適当です。でも、だいぶハンスレットらしくなってきたでしょうか。


2013/1/19
130119_1煙室の工作
煙室はボイラに合わせて、高さ幅共に設計図より2mmほど大きくしました。この後のサドルタンクと火室は、この煙室の大きさに合わせて作っていくことになります。
写真はヒンジをロウ付けしているところですが、毎回何度も失敗するので、今回は予め扉を閉めた状態でクリップで固定してからロウ付けしてみました。

130119_2煙室完成
何とかヒンジのロウ付けも上手くいったようで、まあまあ真っ直ぐに付きました。ハンドルは、旋盤で削ってからロウ付けして作りました。

130119_3煙室扉の裏側
バーナーの炎が直接煙室扉に当たらないように、ハンドルの軸に切ったネジを使って扉の裏側に1mm厚の黄銅板を取り付けました。


2013/1/20
130120_1煙突
中間部は10mmの黄銅パイプを使用。台座とキャップは、直径20mmの黄銅丸棒から旋盤で削り出しました。台座はロウ付け。キャップは磨き出しにしたいのでロウ付けはせず、ロックタイトで接着しようと考えています。

130120_2煙突の固定
煙突の台座にM2のネジを切り、煙室の裏からネジで固定しました。

130120_3煙室を取り付けました。


2013/1/24
130124_1サドルタンクの工作
ハンダで組み立てましたが、かなり難しかったです。独特の蒲鉾型をしたサドルタンクですが、 なかなか綺麗に曲げることが出来ませんでした。写真に写っている小さなアングルで固定しようとしたのですが、このアングルをセットするだけでも一苦労でした。少し手間がかかっても木枠を作って固定するか、クランプを使った方が良かったかもしれません。

130124_2サドルタンク完成
とりあえず完成しました。手摺(1.4mmのステンレス線)と、給水口の蓋も作りました。
よく見ると(よく見なくても)リベットのラインが揃っていません。大雑把な性格がこういうところに出てしまいますね。


2013/1/26
130126_1火室
サドルタンクのハンダ付けで苦労したので、今回の火室の組み立てには銀ローを使ってみました。はじめに、要所要所を銀ローでロー付けしてから、その後で、全ての合わせ目にハンダを流しました。こうすると、ピンセットで挟んだロー付面の地金が鈍ってぴったり合わさりハンダ付けより組み立て易かったです。


2013/1/27
130127_1キャブサイド
写真がボケてますが、キャブサイド上部の板をロー付けしているところです。これも、ハンダではなくロー付けにしました。この後、余分なところを切り落とします。

130127_2ズレて開けてしまった穴を修正
手摺棒の床側の穴をズレたところに開けてしまいました。なので、修正しているところです。2mmの黄銅パイプを差し込んでハンダで埋めています。この後、ヤスリで削ってから紙ヤスリをかけます。

130127_3キャブサイドを取り付けました
床にアングルで固定しました。アングルのキャブ側はハンダ付けです。手摺棒は、1.4mmのステンレス線を使いました。これはロー付けです。


2013/1/29
130129_1配管作業 1
板金作業が続いたので、息抜きに給気系の配管をしました。写真はボイラの裏側です。ボイラサポートとかの中を通さなければいけないので、組み立て順を考えないと組めなくなります。Steam Tee の真ん中の給気を受けるパイプは、少し角度を付けて寝かせました。でないと、ボイラの下に収めるにはちょっときついです。

130129_2配管作業 2
給油器近辺もパイプを無理矢理に曲げて何とか配管したという感じです。レギュレーターの蒸気取り出し口からSteam Tee まで分割しないで一本で済まそうと思いましたが無理でした。設計図に書かれているように、給油器横(左側)で分割しました。

130129_3配管作業 3
火室を被せました。火室下部に15x10の窓を開けてパイプを通しましたがギリギリでした。

130129_4木彫りの船長を乗せて記念撮影
木彫りの船長は、ベースから帽子のてっぺんまで94.6mmです。だいたい16mmスケール相当ではないかと思います。このハンスレットも16mmスケールなので、サイズ的にぴったりです。
こう見ると、この機関車の実物が、如何に小さいかということがわかりますね。


2013/2/3
130202_1ガス関係の配管と配置
ガスタンクは床下、ガスコントロールバルブはキャブ右奥という配置です。ガス注入口は床の上から直接ガスタンクにねじ込んでいます。以外とキャブ内が狭いので、配管の向きを間違えるとパーツが取り付けられなくなります。実際、何度かロー付けをやり直しています。

130202_2ガスタンク
直径は22mm、市販の銅パイプを使いました。両端に1.6mm厚の銅板をロー付けしました。フランジは付けてません。床裏に二本の帯(1mm厚)を使って固定しました。

130202_3せっかくなので
ブレーキ装置の一部だと思うのですが、写真のようなものも作りました。ガスコントロールバルブの底にM2.6のネジをロー付けして、あとは適当にパーツを作って組み合わせました。


2013/2/8
130208_1煙室とサドルタンクをつなぐアングルを作りました。
煙室側はリベット留めですが、サドルタンク側はネジ留めとしました。ネジはM1.7。

130208_2 煙室のRに合わせて曲げた板と、平らな板をロー付けしているところです。この後、切り出します。

130208_3 シリンダーの床上のカバー(ダミー)も作りました。ロウ付けで張り合わせてから、床にハンダ付けしました。あと、床側にフラックスを洗い流す為の穴を開けました。ハンダ付けをしてから気が付いたので、床の裏から丸カッターを使って開けました。


2013/2/9
130209_1運転室の後にあるフェンスです。
真ん中の二枚は引き戸になっていて実際は開くようですが、全て固定してしまいました。要所要所をロウ付けしてからハンダを流しました。手摺(ステンレス1.4mmφ)はロウ付け。床にアングルで固定します。床の裏からM2のネジで留めることにしましたが、梁と干渉するので皿ネジにしています。


2013/2/10
130210_1運転テストの動画を二つ 〜先ずは失敗編
安全弁から吹き出した大量の蒸気(お湯)を浴びながら撮影を続けたのですが、ぜんぜん回りませんでした。それにしても、いきなり吹き出した蒸気にはびっくりしました。ボイラの水が多過ぎたのでしょうか?

130210_2二回目、なんとか成功
シリンダが少し引っかかる感じだったので、ピストンロッドとバルブロッドのグランドナットを緩めて再挑戦しました。まだ、ちょっと渋くて危なっかしかったんですが、なんとか回りました。


2013/2/11
130211_1板バネ
設計図には載っていませんが、サドルタンクの下側が寂しいで、板バネを作りました。走りには関係のないパーツなので、適当に作って適当に取り付けておくつもりでしたが、ところが、結構大仕事になってしまいました。作るのは、まあ、細かいので老眼には辛かったですけど…。それよりフレームへの固定が簡単ではありませんでした。ハンダで簡単に済ませるつもりが、実際、ハンダで付けてしまったら床板が入らなくなってしまうし、で、ネジ留めに変更したら、今度はモーションプレートの取り付け部と干渉。さらに、ボイラを載せるとボイラサポートに干渉してしまいました。モーションプレートの方は板バネのネジ留め部分の形を変えて対処。一方、ボイラサポートとの干渉はボイラサポートの取り付け金具の向きを変えて何とか対処しましたが、それにしても疲れました。

130212_1 Steam Teeとボイラの間が窮屈だったので、何とかしたかったのですが、ボイラサポートをいじったついでに直すことにしました。はじめの状態(2013/1/29参照)では、ちょっと無理がありました。なので、Steam Teeの向きを変え、蒸気管をボイラサポートの間を通すのを止めました。

130212_2もうすぐ完成
あとはステップと連結器、それと、水面計(ダミー)とネームプレートです。


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