"Hunslet Closed cab"  1
0-4-0 Quarry Hunslet

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2013/3/31
130331_1また、Hunsletです。結構気にいってしまいました。で、"Wild Rose"の図面にはオープンキャブの他にクローズドキャブの図柄もありました。なので今回は、そのクローズドキャブの方を作ろうかと思います。キャブ以外はオープンキャブとほとんど同じです。今回もボイラを丸めるところから始めました。ついでなので二つ丸めておきました。


2013/4/7
給油器給油器
ロウ付け用ガスバーナーのガスがなくなっていたので、ボイラは後回しにして給油器を作ることにしました。
今回は簡単に1/8インチのステンレス球を使ったドレインバルブにしました。見た目より確実性狙いです。


2013/4/14
レギュレータレギュレータ
前回の物と全く同じです。これも二つ作りました。
ひとつ作るのも二つ作るのも労力はそれほど変わらないので、この際、すべて二台分を作ってしまおうかと思います。


2013/5/22
エキセントリックストラップ 1エキセントリックストラップ 1
20x20の真鍮角棒を4mmの厚みに切り出し、旋盤で面を整えてから直径10mmの穴を開けました。最終的に穴の直径を11mmにします。


2013/5/23
エキセントリックストラップ 2エキセントリックストラップ 2
ネジ(M2)を切ってから分割します。

エキセントリックストラップ 3エキセントリックストラップ 3
旋盤の中ぐりバイトを使って穴直径を11mmにし、糸鋸で余計なところを切り落としてからヤスリで整形しました(旋盤で掴んだ時に少し歪みました)。


2013/5/24
エキセントリックロッドエキセントリックロッド
今回はエキセントリックロッドに4φのドリルロッドを使いました(前回は2t鉄板を張り合わせた4x4の角棒)。バルブロッドとつながるヒンジ部分を4x4真鍮角材で作り、ドリルロッドを2mm程埋め込んでロウ付けしました。これをエキセントリックストラップにねじ込み、指定の長さに合わせてから向きを揃えロックナットで固定しました。


2013/5/25
ストップカラーストップカラー
16φの真鍮丸棒から作りました。厚みは4mm。欠き取りはセンターから1.25mmのところです。セットスクリューは小さいと緩み易いのでM3を使いました。

エキセントリックエキセントリック
12φのリン青銅を直径約11mm(ストラップの内径)に旋盤で削ってから、直径13mmより少し大きめに切り抜いた1mm厚の真鍮板をロウ付けして作りました。整形後、車軸に通す穴とドライブピンの穴を開けました。ドライブピンの直径は2.5mmですが、結構きつかったのでロックタイトは使わず圧入だけとしました。

スリップエキセントリック完成スリップエキセントリック完成
スムーズに動く様にしたら少しガタが出てしまいましたが、細かいことは気にしないことにします。


2013/5/29
車輪車輪
車輪には今回もデンスバーを使いました。直径は30mmです。金鋸で切ること小一時間。予備を含めて9個分切り出しましたが、汗でびっしょりになってしまいました。

130529_2裏面を旋盤で整えて軸穴(4mmm)を開けました。


2013/5/30
車輪切削用ヤトイ車輪切削用ヤトイ
直径は20mm。旋盤で掴むところは直径10mmです。


2013/6/1
車輪の切削車輪の切削
車輪正面を手前にしてヤトイにセットし、フランジの厚み(1.5mm)プラス0.5mmを残し踏面を直径26mmに削り、表面を車輪の厚みが6mmになるまで削りました。
今回、踏面の3度の傾斜を付ける前に一旦ヤトイから外しましたが、この過程で傾斜を付けておいた方が良さそうです。


2013/6/2
車輪完成車輪完成
フランジと踏面の境に0.5mmのRが付くようにフランジ厚を1.5mmに削ってから、踏面に3度の傾斜を付けました。次に、前面に深さ2mmの凹みを付け、ヤトイのナットで隠れていた部分はフランジ部分を旋盤で掴み直して削りました。車輪固定用のセットスクリュー用の雌ネジは、車輪前面の凹みボス部分に斜めに切りました。

一個失敗一個失敗
ボス部分を削り過ぎてネジ穴の肉厚が薄くなってしまいました。デンスバーは、もろく欠け易いので作り直すことにしました。ひとつ余分に切り出しておいて良かったです。


2013/6/4
車軸と軸受けブッシュ車軸と軸受けブッシュ
車軸は直径4mmのドリルロッドを使いました。長さは59mm。軸受けブッシュには今回もリン青銅を使いました。直径8mmのフランジの一カ所を1mmほどヤスリで削って平にしてあります。


2013/6/10
クランクピンクランクピン
短い方が前輪用、長い方が後輪用です。5mmドリルロッドで作りました。軸径は2mmです。
切れないダイス(M2)で無理矢理切ったので、ネジ山が潰れてしまいました。

リテーナーリテーナー
軸受けブッシュの押さえです。厚みは1.6mm。


2013/6/16
130616_117mmの真鍮角棒(長さ200mm)から、シリンダとバルブチェストに使うブロックを切り出しました。2台分です。刃の薄い突っ切りバイトで溝を入れてから糸鋸で切りました。この後バルブチェスト用として切り出したブロックをさらに半分にスライスしてから、一方をバルブチェス用に、もう一方をクランク用にします。(写真右上端は余り)


2013/6/18
130618_1バルブチェスト用に切り出したブロックを糸鋸で半分にしました。バルブチェストの厚みは10mmですが、余裕をみて約11mmで切りました。薄い方(約6mm)は、厚みを4mmに揃えクランク用にます。この切り出しで糸鋸が三本折れました。


2013/6/22
クランクの製作クランクの製作
クランク用に薄く切り出したブロック4枚を重ねてハンダ付けし、旋盤で面を揃えてから車軸とクランクピン用の穴を開けました。ところが、最初の穴開けを間違えて、クランクピン用の穴のところに車軸用の4mmの穴を開けてしまいました。修正するにしても面倒なので、このまま先に進めてしまうことにしました。何とかなるでしょう??
それにしても、どうして間違えるかなぁ、ちゃんと罫書いておいたのに…。

130622_2間違って開けた4mmの穴の回りにR5の円を描くと少しだけスペースが足りず、4.5Rと一回り小さくなってしまうことがわかりました。ただ、車軸とクランクピンの距離が合っていれば良いのでいいことにしました ^_^;
横の四つの穴はセットスクリュー用の穴です。この段階で開けておきました。この後、ブロックを糸鋸で半分にしてから、クランクの形ギリギリに旋盤で削って落としました。

またしても問題発生またしても問題発生
クランクの形に整形した固まりを小さなバーナーで炙ってハンダを剥がそうとしたのですが、温め過ぎてしまったのか全然剥がれなくなってしまいました(左上)。以前にも同じようなことがあったので嫌な予感はあったのですが…。で、どうやっても剥がれそうもないので、これは一先ず置いといて(置いておいたからといって剥がれる訳ではないのですが)、もうひとつの方を剥がすことにしました。バーナーで炙ってもまた同じ事になるのでコテで温めましたが、こちらは簡単に剥がれました。この後剥がれなかった方は、バーナーで炙りながらピンセットで引っ張って何とか剥がしましたが、無理矢理剥がしたので全体が歪んでしまいました。真鍮は温めると結構変形します。

クランク、やっと完成クランク、やっと完成
車軸の穴もかなり潰れていたので、3.9mmドリルを叩き込んでから4mmリーマーを通しました。全体の形もヤスって何とか直しましたが、また、ちょっと小さくなってしまいました。最後に、クランクピンとセットスクリュー用のネジを切りました。あと、塗装をするつもりなので、面取りもしました。


2013/6/26
フレームフレーム
今回のフレームは前後の下側が斜めに切り取られているタイプです。とりあえず大体の寸法に切り出しネジ穴を開け、4枚重ねてネジで固定してから外形を整えました。

130625_2車軸ブッシュとシリンダの収まところを切り取ってから、リテーナー用の穴を開け、その後に、前後の斜めの切り取りをしました。1.6mm4枚重ねともなると切り抜くにも時間がかかりますね。結構疲れます。


2013/6/29
130629_1長丸の抜きは4枚重ねでは大変そうなので、2枚重ねにして抜きました。

130629_2前後の梁は、今回も鉄板をコの字に曲げたものを使いました。幅を揃える為2個分の幅で作ってから、それを半分にしました。


2013/7/6
バッファービームバッファービーム
上二つがリアで、下の二つがフロントです。それぞれ下段が内側になります。今回フロントは、下側の角が丸いタイプにしました。

130706_2バッファービームのリベットが打ち終わったので、フレームを組み立ててみました。


2013/7/7
スライドバースライドバー
それほど寸法を気にするパーツではないので、幅だけに注意して(クロスヘッドの溝に収まるので)、とにかく切り出しました。でも、さすがに2台分8本ともなると、こんな小さなパーツでも結構疲れます。それに、ちょっと飽きます。
ネジ穴はシリンダ側だけです。モーションプレート側は固定しません。

コネクションロッドコネクションロッド
これも、とにかく切り出します。ただ、軸穴間の距離はピストンの動く距離に関係するので正確に開ける必要があります。小さな穴から少しずつ、その都度修正しながら大きな穴に広げていきました。


2013/7/14
カップリングロッドカップリングロッド
コネクションロッドよりも更に軸穴間の距離が重要です。なので、できるだけ正確に開けたつもりです。でも、いつものことですが、このままスムーズに動いたためしがありません。後で穴を広げることになると思います。
外形は寸法的には気楽です。まとめて削った方が綺麗に削れるので、4枚重ねにして削りました。


2013/7/23
モーションブラケットモーションブラケット
実寸1.5mm厚(指定は1.2mm)の鉄板を使いました。複雑な形をしているので慎重に切り抜きます。
これで、しばらく続いた鉄板の切り出しも一段落しました。何メートルぐらい切ったでしょうか。随分と糸鋸の刃も折りました。写真右はビッグエンドのブッシュです。久しぶりに旋盤を使いました。


2013/7/25
下回り、ほぼ完成下回り、ほぼ完成
これまでに出来上がったパーツを組み立ててみました。モーションブラケットはスライドバーの後端に合わせて取り付けようと思っているので、まだ、付けていません。


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