"Hunslet Closed cab" 2
0-4-0 Quarry Hunslet |
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2013/7/28 シリンダの工作 あとあとの辻褄合わせが大変なので、今回シリンダは17mmx17mm角のままではなく、図面通りの16mmx16mm角にしました。旋盤の四爪に掴んで端面をざっと整えてから、端面に掴み直し側面を16mmx16mmに仕上げました。シリンダ両端面は、シリンダに硬くはまるように作ったヤトイ(写真左)を使って仕上げました。これで直角が出るはずです。 |
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シリンダ端面のネジ穴開け 17mmx17mm角をそのまま使った前作の"Wild Rose"のシリンダのように外側に逃げる余裕もなく、シリンダカバーを留めるネジもM2と指定のものより太いものを使っているので、1.6mm軟鋼板を使って写真のような治具を作り慎重に開けました。 |
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シリンダ前カバーのネジ穴開け 上記の治具を使ってシリンダカバーのネジ穴も開けました。こちらは外側もギリギリです。 |
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シリンダブロックの整形 シリンダの半分を半円形にしました。シリンダ端面に傷がつかないようにバイスに挟みヤスリをかけました。この後、ヤスった面に紙ヤスリをかけて綺麗にするつもりです。 |
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2013/8/5 ピストンとか ピストンロッドにシリンダリアカバーを通してから、12mmの丸棒(真鍮)をねじ込みました。この状態でシリンダにセットしピストンがスムーズに動くところを探します。グランドナットをきつく締めてもスムーズに動くところ(写真では、黒マーカーの印が付いたところ。一番上が狭い)に向きを合わせ、丸棒を平に削りクロスヘッドのインナーとします。 |
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2013/8/8 クロスヘッドの工作と調整 平らに削ったクロスヘッドのインナーは、図面に合わせ写真のような形に整形しました。インナーの厚みは3.5mm。 |
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整形したクロスヘッドのインナーにアウターをハンダ付けしました。スライドバーをシリンダのリアカバーに取り付けピストンを動かし引っかかりをみます。この時、大体は滑らかには動かないので、スライドバーを削ったりして軽く動くように調整します。エンジンが小さく力が弱いので、少しガタのあるくらいにしておきました。修正後のスライドバーの幅は、3.35mmから3.45mmぐらい。 |
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2013/8/11 バルブチェスト 手持ちの材料の関係で、エンジンのポート部より先にバルブチェストを作り始めました。今回も穴開けは糸鋸です。さすがに4つも開けるとなると、そうは慎重にもやってられないので結構雑です。でも、結局、この後のヤスリがけが大変になるだけなんですけどね。写真下は切り抜いた塊です。後で何かに使えるかもしれないのでとっておきます。 |
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2013/8/14 シリンダーポート部の切り出し 注文しておいた17mmx17mmの真鍮角棒が届いたので、シリンダーのポート部の工作を始めました。先ずは角棒からの切り出しですが、今回の製作ではこれが最後の大きな切り出しになります。厚みがあると時間もかかりますし、神経も使うので結構疲れます。これで、やっと切り出しから解放されるという感じです。写真右は切り出した余りです。これも使える(オシレーチングエンジンの蒸気板など)のでとっておきます。 |
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2013/8/15 ポート部の穴開け 旋盤で指定の寸法より0.05mmほど大きめに削ってからヤスリと紙ヤスリで面を整え、その後は、いつものように手持ちのドリルに丸カッターとドリルを使って穴を開けました。手持ちドリルの場合、どうしても開けた穴の中心が回転方向にズレてくるので、少し小さめのドリルで開けておいてから、最後は丸カッターで調整しながら開けました。 |
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2013/8/17 シリンダーとポート部のハンダ付け 予め接合面にフラックスを塗っておき、ズレないように注意しながら大きめのクリップで挟みハンダ付けしました。 |
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ヤスリで余分なハンダを削り取り、そのあと紙ヤスリをかけました。 |
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2013/8/20 バルブロッド 前回は3mmのステンレス丸棒を使いましたが、流石にちょっと太すぎたので、今回は2mm丸棒(同じくステンレス)を使いました。ジョイント部はリン青銅です。旋盤で直径4mmまで削ってからステンレス丸棒にロウ付し(写真上)、スリップエキセントリックのジョイント部に嵌るように削りました(写真下三つ)。 |
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2013/8/22 バルブとバルブクランプは、"Wild Rose"のものと同じ作り方で作りました。バルブチェストを留めるスタッドが中々すんなり通らず、しっくり嵌るように調整しているうちにネジを通す穴が大きくなってしまいました。それから、バルブチェストの切り抜きが小さかったので直しました。バルブをセットして初めて小さいのに気付きました ^_^; |
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2013/8/24 スチーム・ティー 新しいスチーム・ティーです。今度は写真のようにS字になっているので融通が利きます。ただ、蒸気の入ってくるところが上を向いているので、蒸気管は煙管の中を通すようになるかと思います。 |
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2013/8/25 モーションブラケットの修正 前に作っておいたモーションブラケット、エンジンが出来たのでフレームに取り付けたのですが全然合いません。スライドバーが切り込みに入らないのです。なので、L字に曲げたところを一旦伸ばし現物合わせで切り取ってしまいました。L字の部分は、板をロウ付けして作ります。 |
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ロウ付けし終わったモーションブラケットです。現物合わせなので、スライドバーの収まる切り込みまでの長さが一つひとつ微妙に違います。 |
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下回り完成 エアーで回すと引っかかりがあるので、スライドバーを少しだけ削りました。幅は約3.30mm。フレームにモーションブラケットを取り付る際ネジを締め込んで行くと、モーションブラケットの切り込みに嵌ったスライドバーが引っ張られるようです。 |
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エアーテスト ピストンにはまだパッキンも入れていませんが、写真のような状態で二台同時にエアーテストをしてみました。すでに出来ているレギュレーターを使ってエアーの量を変えられるようにしましたが、レギュレーターからのエアーの漏れが結構あります。 |
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エアーを入れると、先ず、向こう側が先に動き始めます。遅れて手前が動き出しますが、特にどこかが引っかかっているという感じではありません。逆に、向こう側が軽く動き過ぎという感じもします。「カタカタ」という音は、向こう側の機関車のクロスヘッドがクランクピンの頭に当たっている音です。撮影中二度再スタートさせています。一度目の再スタート時、向こう側が少し引っかかっています。 |
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2013/9/4 ボイラ完成 ボイラは今回も手巻きです。直径は39mm(またしても38mmにならず ^_^;)。 今回はボイラサポートのかわりに6x6のアングルで台座を作り、ボイラの底に直接ロウ付けしてしまいました。(写真右) |
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ボイラのロウ付けに今回初めてJIS-BAg1(相当品)を使いました。前回、一本のバーナーでは難しかったボイラ胴の合わせ目も綺麗に流れてくれました。水圧試験もそれぞれ6kgf/cm2で10分間を行いましたが、どちらも水漏れ変形共ありませんでした。(ポンプは、8620の炭水車を使用) |
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2013/9/8 ターレットと安全弁 ターレットの直径は11mm。底のM8ネジにOリングを被せてボイラにねじ込みます。ただ、そのままねじ込んでもレギュレーターが後方に向くとは限らないので、Oリング用に丸くえぐった溝の深さを変えて向きを揃えました。レギュレーターもターレットにねじ込むんで固定しますが、こちらは偶然向きが揃いました。ここは、後でバスコークを塗るかPTFヤーン巻いて締め付ける予定です。安全弁はポップ型です。弁用ベアリング球は、1/8インチ。 |
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2013/9/10 ユニオンジョイントの部品 直径3mmのパイプ用です。ネジはM5。すべて12mmの真鍮丸棒から作りました。かなり削り屑が出ますが、製品で買うより安上がりです。 |
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2013/9/11 蒸気管の配管 煙管の中を通す予定だった蒸気管ですが、引き回しが難しいので止めました。 |
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2013/9/14 フットプレートの裏側に、3mm角棒(真鍮)を縁から1mm程引っ込めてハンダで付けしました。シリンダが当たる部分をヤスリで削りましたが、シリンダカバーを巻く予定があるので、ギリギリではなく0.3mm程多めに削り取りました。写真ではちょっと分かり難いですが。 |
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フレームにフットプレートを付けたままハンダ付けしたので、フラックスが飛び散りフレームのあちこちに錆が出てしまいました。横着はダメですね。ちゃんと分解しないと。写真は、一度全部バラして掃除をしてから組み立て直したところ。 |
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2013/9/19 モックアップ 今回モックアップを作ったのは、ガスタンクの設置場所を探す為です。前回床下に配置したガスタンクですが、工作が面倒なので、今回はシンプルに床上にしようと思っています。ただ、床上もキャビン内が狭いので、操作性とかを考えると中々良い場所がありません。 |
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2013/9/29 キャブ せっかくモックアップを作ったので、キャブを作ってしまいました。材料はすべて0.6mm厚の真鍮板です。前壁と両サイドの壁はアングルを組んでネジ留。後の壁は、アングルで床に固定し、両サイドの壁から伸びた梁に小さなパーツを介して固定しました(2個下の写真参照)。後壁の手すり(1.4mmステンレス線)は固定してません。通してあるだけです。窓枠と両サイドの手すりは、後で、まとめて作る予定です。 |
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スライドドア "WILD ROSE"では諦めた開け閉めですが、今回はちゃんと開きます。構造は障子や襖と同じです。ただ、板を重ねて作ったので、ハンダの都度、ズレない様に銅線(0.8mm)でカシメました。 |
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後壁とサイドの壁の連結をどうするか? いいアイデアが浮かばないので、ネットで写真を探して調べました。いろいろなタイプがあるようですが、とりあえず写真の様なものを真鍮のブロックから削り出して作りました。実物を見た事が無いので、このような細かい所の構造が分からないことが多いです。見えない所は想像です。 |
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2013/10/2 もう一台の方ですが、こちらは操作性を考えて後の壁は付けませんでした。手すりの棒も直径1.4mmのステンレス線では弱そうなので、2mmのものに変更してます。 |
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2013/9/4 サドルタンク サドルタンクは、リベット(ダミー)有りと無しを作りました。リベット有りは曲げる前にリベットを打ちたいので、最初にリベット無しを作り、寸法を出してからリベット有り作りました。ハンダ付けの前に、真ん中と両端の三カ所をロウ付けしておきました。 |
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2013/9/5 火室 これもサドルタンクと同じく初めに三カ所ロウ付けしましたが、こちらはロウ付けの前に銅線を刺してカシメておきました。 |
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裾はロウ付してませんが、ピンセットで押さえていたので、真鍮板がナマって綺麗に合わさっています。この後、裏からハンダを流します。 |
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